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第1496話

真っ白い腰に指が食い込む。 痛くないか。 キツくないか。 聴きたいことは沢山あるのに、どれも口から出ていかない。 「イ゛…っ、」 三条の身体が小刻みに跳ねた。 締まりでイったのだと分かる。 ドライでイッた身体に、この刺激は強いだろう。 どうする事も出来ない快感に頭を振っている。 そんな事をしても身体に蓄えられる絶頂の甘さは抜けていかない。 ずっと身体に留まっていたら良いのにな。 人の身体だと思って勝手な事を言っている、と思うだろう。 けどな、違うんだ。 愛しか産み出せないお互いの身体は充分に理解している。 だからこそ、残したい。 絶対で永遠を、この愛おしい子の身体に。 俺という存在を刻みたい。 それこそ刺青みたいに一生身体に残ってくれたら……いや、満足はしないけどな。 それでも、思うだけなら許されるだろ。 手に触れるあたたかな体温が、とても愛おしい。 「あ゛…お゛く゛………ぅ、……う゛」 「せーえき、上がってきた」 玉がきゅぅっとせり上がり身体が射精準備を整えていく。 早く、この気持ちの良いナカに吐き出したい。 ぶっかけて俺のだと誇示したい。 俺のだ。 俺の遥登だ。 ウイルスなんかがそれをはざめない。 「イっ、イ……ってる゛……、からっ、」 ドライをキメて締まる肉壁を割り拡げ続けた。 もっとイけ。 頭が馬鹿になれ。 俺で充ちてくれ。

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