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「あ…… んん…… っ」 首に吸い付いたら、海老沢がいい声で鳴いた。 首筋を舐めると、しょっぱい汗の味。海老沢のにおいが久しぶりすぎて、やばいくらい心拍数が上がる。 「あ、あぁ、はう、ん、んっ」 「オレの」乳首に舌を這わせると、海老沢がじったそうに身体をよじった。 エアコンで汗が冷やされてサラサラの肌なのに、乳首だけしっとりしてんのはなんでだろう?舐めてない方の乳首を指で弄りながら、そのぷっくりと濡れた突起の感触に酔う。 やらしい声。 海老沢の腰が揺れる。 脱がした時からずっと揺れてる海老沢のちんこを掴むと、プチュッと音がして先っぽから透明な汁が出た。 「んあぁっ!」 久しぶりだからかな、海老沢の感度もいつもよりいい。もともと敏感な身体なのに、触る前からピンピンに勃って濡れてる。 このまましごいてたら、すぐイッちゃいそうだから、オレは一旦そこから手を離した。 ローションをつけて中指で入り口に塗りつけると、海老沢の腰が待ちきれないようにベッドから浮いた。もっと焦らしたいのにオレの方が堪えられなくて、すぐに2本の指が柔らかい中へ。 「あ、やぁ、あぁん、ん、んや、あ…… っ」 膨らんだ前立腺を、惜しみなくこする。 興奮するほど腫れてくる海老沢のそこは、指先で押すとクニクニして、その度に海老沢の声が高くなる。 ホントさっきの…… って思い出して、一人でちょっと笑った。 「あ…… っ!ま、待…… っ、やぁ、あっ」 海老沢が抵抗するように身をよじる。いいよ、気持ちいいならそのままイけよって思ったのに。 その手が、ズボンを履いたままのオレのを布の上から掴んだ。 「ん…… っ!」 かき合いをしたことはあるけど、抱くようになってからは、海老沢から触ってくることなんか、なくなってて。 触られることに、すごい興奮した。 「脱げよ…… おまえも。」 涙目で、今にもいきそうに眉根を寄せた海老沢にそう言われて、オレは無言でベルトを外した。ボタンを外してジッパーを下ろすと、勃ったオレのは先がパンツから顔だしてて、濡れて色が変わってるのがなんか恥ずかしい。海老沢に見られることも、最近はあんまなかったから。 でも、デカくなったそれを見ても、海老沢が怯えたりしなかったことに、オレは密かにホッとした。 海老沢はオレのパンツの中にするりと手を入れて、ゆるくそれを掴むと上下にゆっくり扱き始めた。 「あ、ちょ…… っ!」 「すげぇ…… 勃ってんじゃん、おまえの。触ってねぇ、のに…… 」 そういうこと言うのは、いつもオレの方だったのに。 海老沢の中に入ってる指も、ちゃんと動かしてやれないくらい、すごい気持ちよくて。 つうか、中の肉が、オレのを扱きながら…… だからもしかして、期待して?きゅんきゅん指を締めてくんのが、なんかエロくて。海老沢の手が、指が、しごいてくれてるんだって思うだけで、なんか相当クるものがある。

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