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「いいなあ」 「ん、なに、有馬。有馬もチンコの大きさ比べたかったん?」  思わず漏れた僕の一言に、智嗣が訊いた。 「うん。いいよね」  幼馴染みって、と続ける間もなく、遥清ががしっと僕の両肩を掴んだ。どうしたんだろう、何だか目が怖い。 「あかんで、絶対」 「え、何が?」  幼馴染みじゃないとツレにはなれないんだろうか。 「何がって、有馬…」  遥清がなぜか頬を赤くした。  いいなあ、イケメンの照れた顔って、すごくかわいく見える。滅多に見ない遥清の表情に僕が見とれていると、遥清は眉を寄せた。 「いやまあ有馬がそうしたいんやったら、俺はいいけど」 「ホント? 僕でいいの?」 「ええに決まっとるやん。好きやて言うたやろ?」 「うん、よかった」  幼馴染みじゃなくてもツレになれるらしい。 「でも智嗣とはあかんで」 「遥清はよくて智嗣とはダメなの?」 「そらあかんやろ!」 「え? どうして?」  智嗣とツレになっちゃいけない? あ、そうか遥清のツレだから、僕が割りこんだらいい気はしないよな。あれ、でも遥清とはいいって言ったのに?

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