「あの…、お仕置きって痛いの…？」 「ん？痛いお仕置きがいいの？」 「えっ！？やだ！痛いのやだっ！お尻叩きとか絶対やだ！！」 「ほう。ナオくんはスパンキングがご所望ですか。」 「…シュンくんてさ、意地悪だよね。」 嫌だと言っているのに、ニヤニヤと嬉しそうに言うシュンくんを軽く睨んだ。 なんだかシュンくん相手だと、言い返しても言い負かされそうな気がする。 「意地悪されて悦んでるナオくんは、変態だよね。」 「なっ！悦んでなんか…っ！」 「だってココ、お風呂場から萎えてないよ？」 「っ！」 差された指の先にはパンツの下で窮屈そうにする自分の股間があって、慌てて手で隠すが、そんな事をしても無意味に近い。 「質問した時、ナオくん怯えてるのに、ソコは萎えないんだなって思ってたけど。」 「ちがっ、これは…っ！」 「これは？」 「い、一回勃ったら、出さないと縮まらないというか…、その……。」 元気旺盛な息子のフォローをする羽目になり、俺は視線をシュンくんから外し、顔を熱くさせた。 「ふふっ、顔赤いね。」 「うるさ…っひゃ！！」 「ふーん、耳も弱いんだ？」 「へっ！？」 いつの間にか距離を縮めていたシュンくんが、俺の耳を唇ではむっと軽く咥えるものだから、ビクリと肩を揺らし、反射的に耳に手を当てる。 ドッドッとうるさい程に鳴る心臓の鼓動が頭の中に響いて、ゴクリと生唾を飲んだ。 「…そんな声も、アイツに聞かせたんだー。」 「え…。」 「なーんか、腹立ってきた。」 俺の反応が引き金になったのか、シュンくんは笑顔を表情からログアウトさせ、スッと目を細めて俺を見下ろした。その瞳に捕らえられた俺は、蛇に睨まれた蛙の如く体を硬直させる。 「あ、あの……あぅッ！」 「…ここは、触られてないの？」 額の冷や汗がコメカミを伝った時、不意に伸びて来たシュンくんの手が俺の乳首を摘んだ。 「んっ…ない…、ないからぁ…っ！」 「…けど、感度いいね？乳首。」 指先に強弱をつけながら、くにくにと乳首を弄るシュンくんに翻弄される。 さっきまで怒ってたくせに、だんだん楽しげな顔付きになってきたのが若干気に食わないけど、それは言わないでおいた。 「ァッあっ！な、んか…ジンジンする…っ！」 「ふーん、気持ちいんだ？」 「は…ンッ、きもちよくなんか…な、ひぅっ！」 「ん…っ、でも背中、浮いてるよ？」 「ぁあっ、やッ！吸っちゃ…ッ！」 チュウ…と乳首に吸い付かれた瞬間、甘い疼きから刺激に変わり、反射的に背中を浮かせる。 「は…ぁ、やめ…っンンッ…、」 ぎゅうっとシュンくんの頭を抱えるように抱き締め、やめさせたい気持ちとは裏腹に、もっともっとと求めているような行動を取ってしまう。 ちゅっちゅっとリップ音を響かせながら、俺の乳首を唾液で濡らしていくシュンくんに、俺は声が洩れるのを我慢するのに必死だった。 「は…ナオくんの乳首、硬くなってきた。男の子なのに、おっぱいで感じるなんて…やっぱり変態だね。」 「な…っ、」 「ほら見てよ、ココもさ…。悦びすぎて透明な液たくさん出てる。」 「ン…ッ！」 テントを張ったパンツにシミが出来て、そこをシュンくんがツンツンと指で突く。それにすら敏感に反応してしまい、どうしようもない。 「ち、が…、」 「違わないよ。ナオくんは変態だから感じてるの、自覚して？」 「っや、やだ…、ちがう…ッ！おれ、変態なんかじゃ…んぁっ！」 指をクッとパンツのゴムに引っ掛けて下に下げると、ブルンッと勢い良く飛び出す俺のモノ。先走りをダラダラ流しピクピクと震えながらも、しっかり上を向いて、自身を主張していた。 「じゃあ、この音、なにかな？」 「ひ…ッ！や、やっ、擦っちゃっ！」 空気に触れ、余計敏感になっていたにも関わらず、容赦なく扱いていく。 「ねぇ、答えてよ。聞こえるでしょ？この音。」 「あっ、あっ、あっ…！そ、な…音…っ、聞きたくなっ…い、ぅうン…ッ！」 「ナーオくん。答えないと、やめちゃうよ？」 「…っふぁ…ッ！？」 ニヤッと口角を上げて、にちゃ…と音を立てながらソッと手を離す。 「どうする？」 なんて言いながら、手についた液体をペロッと舐めた。