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Page65:朝帰りってやつ?
今日、シュンくんが帰ってくる。何時頃とかなんてわからない。
「ぁ、ぁっ、ンンッ…、は、ぁあっ…!」
けど、きっと朝十時ではないだろう…と思った俺は、アダルトな本を開いて絶賛オナニー中。
まだ少し眠い目を必死に開けながら、右手でぬちぬちと扱いていく。
事の成り行きは「朝勃ちしてたから」なんて平凡な理由で、今日は久々にお気に入りの女優さんの本で抜こうと決め、クローゼットから引っ張り出してきた。
「ぁー、やべぇ…っ、久々に見るとやっぱいいな…、すぐ、いっちゃいそぅ…ッ、」
ありきたりな裸エプロンという設定だが、ボンッキュッボン!なボディを最高な形で魅せられていて妄想が膨らむ。
「んっ、は、うあっ、い、いく…っ!」
グッと奥歯を食いしばって、そばに置いてあるティッシュに手を伸ばした、その時。
「ナオくん、話が…」
「ひ、ンっ!?」
突然開いた扉と掛けられた声に驚いて思わず手に力が入り、その握力で俺は果ててしまった。
「は、ぁっ、シュ…、え…?…って、ぁあ!本が…!」
「………。」
ティッシュを準備する間も無く、ビュッビュッと俺から発射された大量の精液は、ちょうど口を開けている女優の顔面にかかっていて、まるで顔射のようになっている。
お気に入りの本を自分で汚し、その上またシュンくんに見られるというダブルパンチに思わず涙が溜まった。
「ナオくん。」
「は、はい…。」
でも今は、本よりシュンくんなわけで…。
「その本捨てるよね?」
「え…っ、」
俺のお気に入り、「嫁にヌキドキッ!あーんしてほしいの♡」を?
「捨 て る よ ね ?」
「ハイ、ヨロコンデ!」
シュンくんの圧に負けた俺は、とりあえず本についた精子を軽く拭いてから閉じ、後始末をしてズボンを履く。
その間シュンくんは部屋の外で待っていてくれたけど、見られた事実に変わりはなく。
「二度ある事は三度ある…。」
なんてことわざを呟き、後悔の海に浸かった。
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