「ったく、バレたらどうすんの。」 「うぅ…、らって、ひゅんくんがぁ…。」 つねられた頬を摩りながら涙目でシュンくんを見る。 「やりすぎでしょ。」 「そ、そんな怒んないでよぉ…。」 俺だけが悪いわけじゃないもん…と拗ねたように目を逸らして、シュンくんにすり寄った。 「ね…、少しだけ、続きしよーよ…。」 そう言いながら、シュンくんのまだ硬いままの股間を触る。返事を聞く前にスルッと下を脱がせても、シュンくんは特に抵抗はしなかった。 やれやれって顔はしてたけど。 「…ナオくんがするの？」 「うん、俺がしたい。」 母さんが来る前までは、してほしいって思ってたけど、今はしてあげたいって気分。 「少しだけだよ。」 「うん、少しだけ…。」 シュンくんは体勢を変えて、壁に背をつけた。 俺はシュンくんの脚の間に入り、そそり勃つそれに舌を這わせる。 先端をぺろっと舐めると、シュンくんは「んっ」と小さく声を漏らした。 「は、んむ…っ、」 そのまま口を開けて、ぐぷぐぷと喉奥ギリギリまで咥え込んでいくと、苦しさで涙が勝手に出てきた。 「そんな一気にくわえたら苦しいでしょ…っ、無理しないでいい、から…。」 心配するシュンくんに軽く首を振って、次は頭を上下に動かしていく。 「んっ、んっ、む、ぅ…っ！」 「は、あっ…、ナオく…ん…っ、」 口端から溢れる唾液を使い、唇を窄めて扱き、時折吸い上げてみたり。 口の中で反応を見せたところを中心に責めると、シュンくんの表情が変わって、それが凄く堪らない。 「ひゅ、ふ…、ひおひい…っ？」 咥えながらシュンくんを見上げると、それに気付いたシュンくんが、微笑んで俺の頭をポンポンと撫でる。 「気持ちいいよ、ナオくん。上手。」 それが嬉しくて嬉しくて、もっと良くしてあげたいって思いが膨れ上がった。 「んっぐ…、んんッ、」 「っ、ちょ、ナオく…、急に激し…ッ、」 もっともっと、俺で気持ち良くなって…。 「…っもう、いきそう…。ねぇ、口離して…。」 前回のことがあるからか、シュンくんは口の中に出す事を嫌がって、俺を離そうとする。 でも、前とは違うって知ってほしい。 「ぅ、ほん、とに…っ、でちゃうから…ッ、ナオくんってば…っ！」 「んんぅ…、らひて…っ！」 「やだ…、おねがい、僕もうほんとに…っ、い、ちゃ…っ、」 頭を掴み離そうとするシュンくんと、耐える俺。お互いが譲らず攻防戦になり、俺は弱いところを責めてシュンくんの力を抜かそうと奥まで一気に咥える込んだ。 「あ…ッイ、く…ッ！」 「ッンン…！？」 その瞬間シュンくんの精液が喉奥へと発射され、口に広がる独特な苦さに、思わず顔を歪める。 けど俺は、ゴクッと喉を鳴らし吐き出された精液を飲んでいく。 「ぁ、は…っ、」 「ンン…んっぅ…、」 先端のところで軽くヂュウと吸い上げ、出来る限り精子を残さないようにした。 「は、ぁ…、…え…ナオくん、飲んだの…？」 なんていうか、それはとても「美味しい」と言って飲むようなものじゃないけど。 じゃあ、何で飲むの？って。 「シュンくんのだから、飲んじゃった。」 「ば、ばか…。」 えへへと笑う俺に、シュンくんは少し顔を赤くして目線を逸らしたけど、その顔はどこか嬉しそうにも見えた。