少なからず、痛いと思ってた。…実際、苦しかったけど。 「ぁ、ぁ…っんン…っ！」 けど、こんなに気持ちいいなんて…。 「ナオくん顔とろけてる…。かわいいー…。」 角度や深さを調整しながら、気持ちいいところばっかり狙って腰を打ち付けてくる。 「ぅあッ、だって、ぁっ、そこっ、むりぃ…っ！」 ごりごりとしこりを抉られるたび、電流を流されたみたいに全身がビクビク震えた。 薄暗い部屋に篭る熱気。身体を支配していく快楽。少し荒いシュンくんの息。 「ひ、ぁあっ、ん、ぁ…ッ、」 突かれるたびに出る、甘い喘ぎ。 「っナオくん、ちょ、締めすぎ…っ！」 「あっ、だっ、て…っ、きもち、ぃ…、」 「…っ、気、抜いたら、でちゃいそうだ…。」 普段は見れない、シュンくんの余裕のない顔。 「んっあっ、だして、しゅん、く、がまん、しな、で、いいからぁ…っ！」 「ンっ、ナオく…っ、…ぅぁッ…！」 シュンくんのを、中できゅうきゅう締めながら絶頂を催促すると、ビクッと体を震わし、そのまま俺の中で果てる。 ゴム越しに感じる熱に、じわ…と腰の奥が疼いた。 こんなにマジマジとシュンくんのイキ顔を見たのも初めてに近くて、興奮して、たまらなくなる。 「…っぅ、はあ、はぁ…、ごめ、ナオくん…、先にイッちゃった…。」 ゴムを替えようと、呼吸を整えながら腰を引き、ずるっと俺の中から出ていく。 圧倒的な質量がなくなって、俺のアナルは切なくヒクついた。 「しゅ、く…はやくぅ…。」 「ん…、すぐだから、ちょっと待ってね。」 精子の入ったゴムを取り、軽く扱きながら次のゴムへと手を伸ばす。 数回扱いて復活したシュンくんのを見た俺は、我慢できなくなった。 「しゅんくん、いい、から…っ、」 「え？」 「ゴムいらない…もうきて…っ、おねがい…。」 はっはっと呼吸を荒くしながら、シュンくんを見つめ訴える。 「でも、中で出したら辛いのナオくんだよ？」 「大丈夫だから、もう我慢できない…！」 きてきてと両手を広げて物欲しげな顔をする。 そんな俺の姿にシュンくんは、ゴクリと唾を飲んで俺の元に来た。 「…ちゃんと、外に出すから…。」 「ん…っ！」 「いれるね？」 「ん…っ、ぅあぁ……！」 さっきの今だからか、最初よりもすんなり入ってきて、あっという間に俺の中をシュンくんので埋める。 何もつけていないため、シュンくんの熱がダイレクトに伝わって脳が痺れた。 「っあついね…、ナオくんのナカ…。」 「ひ、ぁ…！これ、すご、いぃ…っ！」 ゴムがあるのとないのとで、こんなに違うのかと思うほど気持ちが良くて、直に伝わるシュンくんの熱が、中を擦るたびにイキそうになった。