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Page98:かっこいいorかわいい

ぐちゅぐちゅと俺の中をかき回し、やまない快楽にぽろぽろと涙が頬を伝う。 「ぁ、ぅあぁっ、は…っ、ンンッ!」 だが、次第にズクズクと熱が昇ってくるのがわかった。 「あっぁ…っ!く、る……ッ、」 「んっ?イきそう?」 俺の言葉を聞いて、より一層腰のペースを速めるシュンくん。 「い…っ、いく、しゅ、く…ッぃ、く…!」 それに耐え切れず、一気に絶頂へと登りつめた俺は、全身をガクガクと震わせながら自分の腹を汚していった。 「っは、ぁ、は…っ、」 「お尻でいけたね、いい子。」 息を整える俺の頭を、よしよしと撫でる。 その手がすごく心地よくて、じわりと体が熱くなった。 「…もっと、」 「ん?」 「もっと、する…。」 この距離感と雰囲気が余計にシュンくんを愛しくさせる。繋がっても尚、それだけじゃ足りないと思ってしまう。 「おれのナカ、もっとたくさん、突いて…。」 上目遣いでシュンくんを見ると、中に入ってたシュンくんのがピクッと反応した。 それに応えるように、俺はシュンくんのモノをきゅうっと締める。 「へへ、今度はいっしょに、いけるかな…?」 「…一丁前に煽りなんて…、後悔しても知らないよ。」 ギシッと、ベッドを軋ませながらシュンくんが動き出した。 「ぁうっ、ぁっ、ひ、ン…ッ!」 「は…、は…っ、」 容赦なく中を突かれ、出したばかりなのに俺のモノはすぐに上を向いた。 視線の先には、余裕のない顔したシュンくんがいて、思わず胸がキュンと鳴る。 「ぁ、っん、アッ、は、ぅ…っ…、」 あー、かっこよすぎる…。このアングルのシュンくんも最高…。 …なんて、喘ぎながらポケーとシュンくんを見つめていた。 「…んっ?どしたの…?」 そんな俺の視線に気が付いたシュンくんは、腰を止め、優しく俺に問いかける。 「ナオくん…?」 「や、しゅんくん、かっこいいなーって…。」 「…え?」 「このアングルいいなーって、思ってたら…しゅんくんの腰止まった…。」 「………。」 思ったことを素直に言うと、上にいるシュンくんがフイッと俺から顔をそらした。 「…?しゅんくん…?」 「…ナオくんだって、かわいいよ…。」 「へ…?」 「だから、ナオくんも、すごいかわいいって言ってんの…。」 そう言いながら、チラリとこちらを見たシュンくんは、恥ずかしそうに眉間にシワを寄せている。 「え、なんで照れてんの?」 普段から俺のことかわいいって言うし、さっきも言ってたのに今更何を照れて…。 「ナ、ナオくんが急に…っ、かっこいい…なんて言うからでしょ…っ!」 「え?」 「いつもは言わないくせに…!突然言わないでよ、びっくりする…。」 どうやら「かっこいい」と言われたことに対して照れているらしい。 …かわいすぎかっ!

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