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第16話 熱い……。

 真っ赤に染まった頬のまま晴は昼食作りを開始した。冷凍していたご飯をチンしてチキンライスを用意して卵で包む。ふんわりと卵が焼けて晴の頬に笑みが浮かんだ。早速テーブルに運ぶと嬉しい事を睦月が言ってくれた。 「短時間でさすがだな。これは美味しそうだ。……うん、美味い」 「ホント?良かった。おかわりもあるよ」 「ああ、ありがとう」  睦月の食べっぷりは豪快に食べるのに下品ではなく気持ち良かった。お互いに完食すると洗い物を2人で協力して済ませた。まるで新婚家庭のようだ。そんな甘い雰囲気が流れていた。    「晴、こっちにおいで」  その言葉に引き寄せられるようにフラフラと睦月に近寄った晴は優しく始まったキスに酔いしれた。ただ夢中になり始めた頃、自分が汗臭い気がしてきた。1度気になると気になって仕方がなかった。 「ちょ、ちょっと、待って睦月」 「なんだ?」  キスの途中で止められた睦月の顔には不満が浮かんでいる。 「僕、汗かいたかも。だからお風呂に入りたい」 「よし、行くぞ」  そう言うと素早く晴を横抱きにして睦月は歩きだした。 「ちょ、ちょっと、一緒に入るの?」 「しっかり捕まらないと落ちるぞ」  そのまま脱衣場まで運ばれてしまった。脱衣場で睦月は晴の服を脱がせていく。シャツのボタンに手をかけられて慌てた晴は抵抗を始めた。 「睦月、僕なら自分で出来るよだから……」 「なら、お前も俺のを脱がせてくれ」  その言葉に大人しく晴は従った。これは草加の言う通りなってしまった。自分の選んだ服を脱がせていく行為は思う以上に興奮が湧き上がるのを止められない。  晴の部屋のお風呂は、前のオーナーのこだわりでワンルームにしては大きな作りをしていて、2人で入ってもなんら支障はなかった。  浴室の壁に手を当てて晴は睦月の手で全身を泡だらけにされていた。泡を纏った悪戯な指は胸の尖りを摘んで揉んだり、オスを擦りながら偶然を装い蕾の中に指を侵入させ、指を徐々に増やしては晴を悶えさせた。 「あぁ……ぁ、あ……そこ、擦らないで」 「なら、どおして欲しい?」  淫らな手と背中に覆い被さり囁く睦月のセクシーな声が晴の脳まで痺れさせた。いつもどこか冷静で、自分を保ったままでしかセックスを今までしたことのない晴からは考えられない淫らな言葉が飛び出した。 「もう入れて、ぐちゃぐちゃにしてー」 「良い子だ」  壁に両手を付き腰を突き出すようにして睦月を受けとめようと振り向くと2人の熱い視線が絡んだ。その視線に晴は焼かれてしまいそうだった。晴と瞳を合わせたまま既に解れている蕾に睦月はオスをあてがうと、奥までぐっと押しいった。 「あぁー」  その刺激に快感は頂点まで登りつめ、晴のオスは愛液を吐き出した。 「くッ、そんなに締めるな」 「むりぃ……あ、あ、あぁぁ~」  晴の締め付けに耐えた睦月のオスは蕾の中を出し入れする卑猥な音と晴の喘ぎ声が浴室の中にこだまさせる程に攻め立てた。 「あっ、あぁーうぅ……あ……あぁん」  睦月の長大で太い睦月のオスは晴の蕾を深く奥まで抉り、エラの部分は晴の中にある感じる中の膨らみをあます事なく擦りあげ、その快感に晴の頭の中は真っ白になる。 「あぁ、……うぅあん……ダメ、ダメ……イク!」 「いいぞ、イケ」  晴は激しくなる睦月の腰の動きに全身を震わせながら頂点を極めて愛液を吐き出し飛沫は浴室の壁にまで飛んだ。その間も睦月の腰の動きは止まらない。 「イッてる、イッてるから~」 「くっ!」  晴の後に続いて睦月もたっぷりと蕾の中に愛液を注ぎ込んだ。  力の抜けた晴は崩れ落ちていく身体を睦月に支えられて胡座をかいた睦月の上に座り込んだ。背面座位の形になった晴は未だに堅さを保つ睦月のオスにそのまま貫かれる形になった。 「イヤ、これ深い……あぁ、睦月ぃ……怖いこれっ」  腕を後ろに伸ばし身体を反らして睦月の頭に縋りついた。だがそれはより深く晴の中に睦月のオスを受け入れる事になり、今まで知らない奥の奥を開かれる感覚に先程よりも全身に震えが走った。 「あぁぁ、深い~知らない、うぅぅあ、あ、……あぁぁ」 「大丈夫だ、俺がここにいる。晴、お前が好きだ。もっと乱れろ、お前の初めてを俺によこせ」  その言葉を耳元に囁かれ唇に濃厚なキスに受け始めると、飲み込めない滴が喉元まで伝わるのさえ気にならないほどキスに晴は酔い始めた。そして蕾が睦月の形を受け入れて落ち着いて来た頃、両足が持ち上げられて身体を上下にゆっくり揺らされ始めた。 「あぁ、あ、ぼ、僕も、す、好き、あ……うんぁ……ああぁぁー……あん」 「そうだ、もっとだ」 「あぁー……深い、ダメ、壊れる~ぅ、あぁぁ」  浴室の中にはぐちゅりぐちゅりと先程、睦月が出したモノが睦月の動きで響き渡りその音に余計に晴の欲情を煽られた。

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