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いや、定時じゃん。
オレ自分の仕事ちゃんと片付けたから。
今日は金曜日なの。春真んとこ行くんだよ!
あいつの方が上がり早いんだから。早く帰って会いたいの。
じゃあ、お先に失礼しまーす。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「……なんか疲れてんな。忙しいの?仕事」
あーやっさしいなー春真。オレの体調まで気付いてくれんだ。
そういう優しさや気遣いに飢えてるんだよねオレは。
マジで癒やされる。
「むっちゃ忙しい──今週ずっと終電だったよー」
「そんなんで今日こんな時間に、良く帰れたな」
「春真に会うために無茶した。上司が睨む睨む、あははは」
「なんだよ、それ──そんな理由で……人間関係悪くしてんなよ……バカじゃねえの」
「ん。へーき。みんな慣れてるって。ふあー……眠っっむい……」
「もう寝れば」
「んー、そうなー。じゃあ春真も寝よ」
「オレまだ無理だよ9時じゃん」
「まだそんなかー。じゃあ今日は先に寝る……。おやすみ」
「おやすみ」
抱きまくらないけどベッド春真の匂いするしな。春真の気配もするし。あー安らぐ。
自分ちより全然眠れるよね。
身体が重い……。腕上げるのすらダルいし、まぶた開けるの5ミリが限界。
別に……さっさと寝ちゃえばいいじゃん……。
流石に無理だよ、疲れすぎも度を超すと性欲減退するよね。
だからこれ、違うんだよな……。
働き過ぎでホルモンバランス狂ってんのか?
「うっわ。なんだよ秋彦、寝たんじゃないの」
「んー。抱きまくら……」
「なんでだよ、普段はオレ居なくても平気で寝てんだろ」
寝るためじゃなくて。単にお前を抱きしめたいんだよ。
「起きてる時に触ってなんか来ないくせになんだよ──」
お前は後ろから抱くのがしっくり来るね。
首筋いい匂いするし。体重かけられるし。腕の中すっぽりはまるし……。
「そこで寝るなよ?」
「──ダメだ。春真の全てが寝かしつけてくる」
「ベッド行けって」
「おまえも来てよ」
「ほんと秋彦って……はあ、しょうがねえな……」
「すんのかと思った……ホントに寝るんだな」
「寝るよ。今日ね、マジ無理。勃つだろうけど動けない」
「あっそ……」
「なに──期待させちゃった?」
「良いから……オレは放っとけよ」
「うん、放っとく。──オレは動かないで、お前のオナニー見ててやるよ」
「──眠いんだろ」
本当に今日はセックス無理だよ。
けどさ、お前のそんな顔見てスルー出来るほど枯れてもいないんだよね。
「布団入ってエロ動画。いいじゃん」
「ずっと剃ってんだな。それさ、どんだけエロく見えるか分かってる?もろ肉棒だよ」
「秋彦はこれで……興奮、出来る……?」
「興奮するよ。だからさ──ケツ、オレの顔の前に持ってきて。息の掛かる距離で、穴いじってるとこ見てやるよ」
もう完全に性器だよね。自分じゃ見えないだろうけど。
すっごいエロい匂いすんだよ。石鹸と混ざって熟れた、やっらしい匂い。
今日、指の動き随分激しいね。顔見えない向きだから大胆になってんの?3本ズブズブじゃん。
──誘ってるよなあ。
「……淫乱だよねお前って。口では真面目ぶるくせに」
「……っ、んっ、ち、ちが──」
「違わねえよ。ねえ手マン気持ちい?お前そんなにさあ──男に犯されたいの?色んな男のちんこをケツに挿れられるとこ、想像しちゃってんの?女みたいに粘膜グチョグチョされて気持ち良くなりたいの?」
「……そんなに……言うんなら……お前が挿れてよ──秋彦の、挿れろよ……」
おまえ最高。ほんとオレを満たしてくるよね。
無理してでも、ご褒美あげたくなっちゃうよ?
でもさ、だからこそあげられないよね──。
欲しがってるお前に、あげない優越感と。
嫌がってるお前に、与える征服感と──。
考えるだけで背筋登ってくる快感に武者震いするよ。
春真ゴメンね。
オレどうしてもお前には歪んだ欲望が抑えられないんだよ。
「素直だね。そんなに欲しいんだ。でもダメ、今日はしないよ。手伝ってやるから──オレの指でイきな」
「ふ──あ、っ、ん、あっ……っ」
あー4本目も入ってくね。腰揺れまくってる。
もう悦 すぎて上半身、支えてらんないのか。
なのにケツだけ上げてんのは、触って欲しいからだろ。ちんこも扱いてやるよ。
「っ、秋彦、も、だめ──」
「なあ春真って中でイケるの?」
「は、っ、ない──イッたこと、な──っっ」
あ、射精 した──?
ケツイキね、今後の課題ができたじゃん。
楽しみだね。春真。
お前もぐったりしてるけど、オレも急激に眠気襲ってきたよ。
そもそも大分無理してたんだって──。
は?──なにすんの……お前……フェラ?いきなり?
そりゃ勃ってるけどさ──お前それ、したことねえだろ。
歯、当たって痛いって。舌も全然使えてないよね。
でもいいよ。してくれることが嬉しいからさ。
だからもっと──カラダ使って?喉の奥突っ込んでいいよね?
テクニックなんて無くていいし。オレが頭掴んで動かすから。
すご……喉の壁にゴンゴン当たってる。
息、出来てる?ちょっと我慢しててね。
噎 せ返った反動で締まって──すごい良いから。
もう保たないよ。
早いけど仕方ないよね──。
「……っ出すよ──全部飲んでね」
あー出てるけど。
もうムリ限界。
「……秋、彦が………………」
ゴメンね。なんか言ってるの分かるけど、意識飛ぶ……。
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