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第18話(R18)

「あぁ!」  いや、いやと首を振る片倉だったが、久川の指は片倉の着ている服を脱がせつつ、片倉の乳首や腰に触れて、性感を煽る。 「健人さんはもしかして、俺よりも光臣さんの方が好きなんですか?」  楽しそうに話していたから、とも久川は言うと、片倉は「そんな事ない」と声を荒げる。この何日間か、久川に会いたくて、でも、会わない方が良いと思っていた。  どうして、光臣の方が好きなんて話になるのだろうか。  片倉は久川が好きでも、自分の受け持つ児童の父親、だと思い悩んでいるのに。 「そんな事ない……ですか? じゃあ、こうされたいって思うのも?」  久川の細長い指が片倉の存在感のある陰茎を擦り上げ、鈴口や陰嚢を抉るようにぐちぐちと弄る。片倉の精巣で作られ、溜められていた精液が体外を求めて、入口を目指してくるのが分かる。 「あぁ、出る!! 出ます、から!!!!」  自分の部屋やホテルならいざ知らず、他の人間も出入りする写真館というパブリックな場所で、はしたなく射精する。しかも、撮影セットでもあるそれなりに高そうなカーペットや足の先に引っかかった衣装に精液をぶちまける事なんてできなかった。 「いやっ、もう出る! やめて、ひさかわさんっ!」  限界なんかとっくのとうに超えていて、言葉も拙くなった片倉は酸欠で頭に酸素が足りなくて、身体が震えるのも止まらない中、狂ったように叫ぶ。 「港、って呼んでくれないんですね」  久川はポツリと呟くと、片倉の耳元で悪魔のように呟いた。 「良いですよ、出しても」 「うぅぅぅぅ……」 「出して、片倉先生」 「アぁぁぁぁ!!!!!」  片倉という自分の名前と先生という自分の立場。それに、「出して」という久川の言葉を片倉の脳が受け取ると、その腰をびくびくと震えさせた。我慢し、限界を迎えていた理性は崩壊する。天井にも飛び、滴り落ちるのではないかと思う程、勢い良く射精して、片倉は達してしまっていた。 「あぁ……」 「じゃあ、ここからはカメラではなくてビデオが良いですね」  呆けたように声を漏らす片倉を見遣ると、久川は有言実行すべく、手を洗面台で洗った上でカメラからビデオに切り替える。ビデオのレンズの先には汗と精液で塗れた片倉が映っていて、何とも卑猥だった。 「すっかりベタベタになってしまったから服は脱いでしまいましょうね」  久川は湿った衣服を片倉の身体から剥ぎ取ると、片倉は生まれたての子供のように一糸纏わず黄緑のカーペットに横たわっていた。 「あとはこのままでも良いけど、健人さんも気持ち悪いだろうから少し綺麗にした方が良いですね」  久川は「まだ終わる気はないから」と囁くと、舌を片倉の裸体へ這わせると嘗めたり、吸ったりして片倉の身体の表面を清めていく。 「あぅ、うっ、はぁ……ンっ」  片倉の尻を久川は両手の指でこじ開け、窄まりにも舌を差し込ませていく。いくら久川の舌が長めだとはいえ、前立腺には到底届かないものの、羞恥と舌の独特の感覚とそんなところを嘗められているという事実で、片倉の陰茎はまた震えながら、体液を滴らせた。

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