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それぞれの夜… 抵抗できない
強引な言葉の割に甘く優しいキスを交わしてくる先生に愛しさがこみ上げてくる。
先生の優しい舌の動きに俺はもうあっという間に蕩けてしまった。
ダメだと言いながらも抵抗する気力は何処かへ飛んで行き、先生に押し倒されても反発する力はもう出ない。
みんながいるからダメだ……という羞恥心と、目の前のエロモード全開になってしまっている先生に体中弄られて、どうしようもなく火照ってしまい抑えのきかなくなってしまっている俺の体。
「お願い……ダメだって……やめて………気持ちよくなっちゃう……」
こんなこと言っても無駄な事、わかってるけど抵抗してみる。
「ダメじゃないだろ?……ほら、ここ……先っぽすごい事になってる」
スウェットの中に手を滑り込ませ、直接先生の手が俺に触れた。
「んぁっ! やだ……あっ…… 」
それだけで体が跳ね上がってしまうほど、俺は敏感になってしまっていた。
「声聞かれちゃうかもしれないって思うといつも以上に感じちゃうのかな?」
耳元で先生が意地悪く囁く。
「やだ……やめて……ダメだから……弄らないで」
先生のその言葉で更に体が熱く火照った。
……恥ずかしい。
体を捩り俯せの状態で先生から逃れようと試みるも、そのままスウェットを脱がされてしまった。
「可愛いお尻…… 」
尻たぶを掴まれ先生はそのまま顔を埋める。
「やだ! 待って! やめてやめて……あぁ……んっ……んんっ……気持ちい……」
腰を持ち上げられ、情けない姿で俺は先生に後ろを舐め回されてる。
もうどうしようもないから、枕に顔を埋めて俺はなんとか漏れ出す声を殺した。
「さっきは俺だけスッキリさせてもらったからね、今度は志音も気持ち良くならないと……それに志音、ちゃんとここ綺麗にしてるじゃん。やる気はあったんでしょ?」
「……! いや……だって……あぁ……んんっ、やっ……陸也さん、まって……あん……」
緩々とアナルに指を入れられ、前にも先生の手が回ってくる。
いつもはいきなりこんなに激しくしないのに……本当にこれ以上されたら声を抑えられるか自信がない。
「やっ……陸也さん、ダメだよ……意地悪しないで……ごめんなさい……んんっ、やめて……やっ……イっちゃうし……あぁっ!……あっ!」
ギリギリのところで先生の手が止まった。
「そのままイかせてあげようと思ったけどやめた……やっぱり挿れていい?」
背後から俺の耳を舐めながらそんな事を言う先生に、俺はコクコクと頷く事しかできなかった。
先生のがそっと触れ、そのまま一気に勢いよく貫かれて思わず大きな声が漏れる。
慌てて両手で口元を押さえる俺の頬に手を添えて振り向かす先生に、されるがまま何度もキスを交わした。
「んんっ……あっ……ふっ……んん…… 」
キスで唇を塞がれてたって、そんな風にされたんじゃどうしたって声が出ちゃう。恥ずかしさと気持ちよさと頭がごちゃごちゃしてきてどうしようもない。
「やっ……陸也さんんっ……もうイっちゃう……ごめんなさいっ……あっ……あぁっ………」
正常位で抱きしめられながら、先生に片手で口を塞がれた。始めこそ気にしていたものの、もうここまできてしまったら声なんて抑えることができなかった。口を塞ぐ先生の手を掴み無意識に舐めてしまう。あられもない声を出し、自分でもいやらしいと感じてしまう。
……恥ずかしい。
そのまま激しく突いてくる先生にしがみつき、俺はすぐに果ててしまった。
「んぁっ………んっ……あっ……やん……」
「志音……声……まったく……んっ、イくっ……イくよ……」
先生も俺の後に欲を吐き出し、しばらくの間抱きしめ合った。
「ふふ……志音、恥ずかしいっていう割に声がいつもより出てたんじゃない? 思わず手で口を押さえちゃったよ。苦しくなかった? ごめんな」
恥ずかしくて変な汗が噴き出してくる。
「陸也さん意地悪だ……あんな風にされたら……しょうがないじゃないか」
「もともと志音は声大きいもんな。でも大丈夫だよ。自分が思うほど聞こえねえって」
俺、声大きくないし。
なんだか楽しそうな先生にちょっとイラッとするけど、ま……いいか。
「うん。でも気持ちよかった。ありがとう。チューして陸也さん」
俺は先生の首元に抱きつきキスを強請った。
そのまま優しいキスをもらい、先生の腕枕で眠りについた。
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