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仰せの通りに
俺の視線に堪えられなくなってきたらしく、竜太が潤んだ瞳で俺を見つめる。さっきまでぷりぷり怒って「触るな!」なんて言ってたくせに……触って欲しそうに顔を上気させて俺を見つめてくる竜太に堪らなくなった。
いつの間にか俺の言いなり……
俺にお仕置きしてたんじゃねえのかよ。
そんな竜太が可愛くてしょうがない。
俺にお仕置きだと言い、勝手にエロい姿を見せつけてる竜太の方がどんどん欲情してくるのが見ていて一目瞭然。俺は一回も竜太に触れてないのに。
ちょっと意地悪く挑発したら、泣きそうな顔をして俺の言う通りに足を開いた。「どうして欲しい?」なんて声をかけたら、真っ赤な顔をして自分から俺に抱きつく始末。
「周さん……お願い……僕に触って……だめ……もう我慢できない。周さん……ごめんなさい……ごめんね」
ギュッとしがみつき、上目遣いで俺を見る竜太の瞳からポロっと涙が溢れた。それに気が付き、恥ずかしそうに慌てて竜太は涙を拭う。
ちょっとやり過ぎたかな?
「竜太……ごめんな。もうお仕置きはいい? 抱いてもいいか?」
今度こそ許してもらえたかな?と、恐る恐る聞いてみると小さくコクリと頷いてくれた。
よかった……
「竜太……好きだよ」
俺は濡れた竜太の頬をペロッと舐め、唇にそっと触れる。そのまま優しく唇を重ねると、竜太の手がそっと背中にまわりいやらしく撫で回すもんだから、もう俺は限界いっぱいになってしまう。
「ひぁっ……あっ……やっ…… 」
はだけた胸元も気になるけど、俺は堪らず竜太の下着の中に手を滑り込ませる。竜太が大袈裟なくらい体を跳ねあげ、しがみつく手に力が入った。
「………… 」
俺、本当に一切竜太には触ってないのに……
「すっげ……まだ俺触ってもいないのに……もうこんな……濡れてる」
竜太の硬く滾ったその先端からは、どんどんといやらしく蜜が溢れていた。
「やだっ、恥ずかしいっ……そんな風に言わないでください」
恥ずかしさから俺の胸に顔を埋める竜太が可愛くて、やっぱりどうしようもなく苛めたくなった。
「あっ……やだ……そこ、ぐりぐりしないで……まって……あっ……んんっ……だめ!」
「やだね……俺にお仕置きした罰だから」
ちょっと強めに、どんどん溢れてくる蜜を擦り付けるように先端をぐりぐりと弄る。
「や……あぁっ、ふぁっ……ん」
いつも以上に敏感に反応を示す竜太に堪らなくなり、俺は貪るように体中にキスをする。目に涙をため身悶えてる竜太の両足をつかみ、ゆっくりとそこを広げた。
「竜太……感じ過ぎ。気持ちいいの? どうしたい? ここ……どうして欲しいか俺にちゃんと言ってごらん」
そのまま膝裏を掴み持ち上げるようにして竜太の可愛い窄まりに息を吹きかけると、ヒクヒクと誘うように小さく蠢いた。
竜太は恥ずかしいからと言って、この格好をいつも嫌がる。きっとまだ舐められるのも抵抗があるんだろう。
「………… 」
わかってるけど言わせたい……
「ん?ほら、早く言えよ。どうした? 竜太」
強請ってみろよ……
「き……気持ちよく……して……ください」
耳まで真っ赤にして、震える声で竜太は言うと、恥ずかしそうに顔を横に向ける。
「はい、よく言えました」
羞恥心に顔を赤く染める竜太の姿に満足した俺は、仰せの通りに優しくそこを舌で解し始めた。
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