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エッチな天然天使
ジタバタ暴れてなんとか周さんから僕は逃れる。
「本当! もうやだっ!」
乱れた服を整えながら、逃げるようにダイニングの方へ行くと慌てた周さんが僕の腕を掴んだ。
「なんだよ、そんなマジになって怒んなよ……ごめんな。竜太」
「怒ります! シャワー浴びてないから……汚いもん。恥ずかしいし。プリンだってぐちゃぐちゃになっちゃったし……プリン……」
拾った袋の中で、おにぎりはなんともなかったけど楽しみにしていた「超絶とろけるプリン」はカラメルソースが全体に混じり合ってしまって散々な見た目になってしまった。
「ごめん。怒らないで。竜太、許して、笑って……ね?」
僕より目線を低くするために目の前で腰を落とし、下から申し訳なさそうな顔をして見上げている周さんがちょっと可愛くて、僕は笑ってそのおでこに軽くキスをした。
「もう怒ってません……僕もごめんなさい。ご飯食べたら一緒にお風呂入りましょうね」
僕だってエッチしたくないわけじゃないんだよ。
周さんに触れられたらドキドキもしちゃうしムラムラだってする……
「………… 」
あれ? 周さん、ムッとしてる?
「だから! そういうの! 俺のこと煽って面白がってね?……まったく竜太は天然天使かよっ。もう、大好きだ!」
「 ……?」
よくわからないけど、周さんがなんだか楽しそうに僕にまたキスを落とした。
「飯食ってからって言ったってさ、竜太だってこんなになってんじゃん」
不意に周さんにズボンの上から強めに撫でられたもんだから、びっくりして腰が引けてしまった。
「やっ! ……これは、しょうがないじゃないですか。あんな風にキスしてくるんですもん。僕だって……こうなります」
恥ずかしくて俯く僕を抱きしめながら、周さんが耳元で囁く。
「メシは後で……先にシャワー行こ?」
スルスルとシャツを脱がされキスをされる。ドキドキしちゃって僕はもう否定できない。
脱衣所でキスをしながら二人で服を脱ぐ。
そのままなだれ込むようにして中に入り、一緒にシャワーを浴びせ合った。そしてお互いにボディソープを泡立て、全身を洗いっこ……
周さんの首筋に、泡立てた手をそっと這わす。
そのまま下へ……
僕とは違って硬く引き締まった胸元。
お腹……
グッと反り上がって僕の方を向いている周さん自身を、優しく包み込むようにして触れてあげると周さんは甘い吐息を漏らして唇を噛んだ。
「……気持ちいい?」
僕の言葉にコクコクと小さく頷く。
目を瞑り気持ちよさそうに頷いている周さんが可愛いくて、キュンとする。
「んっ……でも、竜太も……一緒に」
そう言った周さんは僕を一旦離してから、床にぺたんと座り込んだ。
「ほら……俺のここ、座ってみ?」
僕は周さんの足の上に跨るように座らされる。
腰をグッと持たれ引き寄せられると、合わさった勃起した僕のものと周さんのものを一緒に両手で掴み込んだ。
「あっ……はぁっ…… 」
硬く反り勃った周さんのが僕のと合わさり、くちくちといやらしく音を立てて揺れている。
周さんの大きな手が緩々と扱くのがとてもいやらしくて……気持ちがいい。
「竜太の……硬くて……熱い。すげえ……気持ちいい」
周さんの吐く息が僕の頬を掠める。
緩々と扱く周さんの手の動きに合わせて、気持ちが良くて無意識に腰が揺らめいてしまい、恥ずかしいけどもう止められない。
「あっ……あ……まねさん……凄い……ダメ……気持ちいい……あん……もっと、あっ……あぁ 」
堪らなくなりキスを強請るように顔を上げると、周さんは唇を重ねてくれた。
周さんの舌が上顎を撫でる。ゾクゾクと快感が走り、僕は堪らず周さんの舌に吸い付くように舌を絡めた。
握り込まれている僕自身がビクッと震える。
気づけば緩々と扱いていた周さんの手が激しく上下していて、僕もその動きに合わせるようにして腰を揺らしてしまっていた。
「あぁ……ん、周さん……イっちゃう……やだ……気持ちい……周さんっ……イっちゃう……あぁ…… 」
「いいよ……イけよ。見ててやるから……出してみ」
は……恥ずかしい、けどもうダメ……我慢できない。
周さんの肩につかまり、腰を揺らす。
「あぁ……出る……出ちゃう……あ……んっ……」
パタパタと周さんの胸の方まで飛んでしまったのを見て恥ずかしさが倍増した。
「ご……ごめんなさい。あ…… 」
「可愛い。俺も竜太の手でイかせて……」
手を誘われ、僕も周さんにキスをしながらそっと扱く。
「俺もすぐイくから……もっと激しく……」
周さんの熱い息が僕の頬に触れドキドキする。僕は周さんが好きなところを執拗に弄りながら激しく上下させた。
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