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夕食の前に……
ソファの上で周さんにキスをお強請りして、段々とその気になってしまい夕飯なんてどうでもよくなってしまった。
背中に回った手が僕のエプロンの紐をほどき、Tシャツと一緒に捲りあげられる。露わになった肌に周さんの柔らかな唇が触れ、ぞくりと快感が走った。
「あ……ん、ひゃっ……やだ……ふふ、擽ったい……」
狭いソファの上で組み敷かれ、脇の下や脇腹にまで吸い付いてくる周さん。
あ! でも……
「ちょっと待って、周さん……待って! ダメ……僕シャワー浴びたいです。あ……ん、待ってってば。やだ、舐めないで!」
周さんが帰ってくるまでに片付けをして洗濯もして、なんだか大慌てで慣れないことをやったもんだから汗をかいてしまっていた。汗臭いだろうし、今だって汗ばんでいるから肌がベタついてて嫌だった。
「あ? いいよ別に……この後飯食ったらシャワー浴びろ。ほら、竜太のちんこ固くなってんじゃん」
……!
「やっ……待って食べないで……あぁ、んんっ…… 」
周さんは僕のズボンと下着を一緒におろし、何の躊躇いもなく僕のそこを口に含む。
恥ずかしさと気持ちよさで思わず手で顔を覆うと、ゆっくりと舐め上げながら周さんが呟いた。
「別に全然汚ねえなんて思わないし、今更だろ? 今までだってシャワー浴びずにやったことあんじゃん。それにむしろ少しくらい汗臭い方が興奮する……恥ずかしがってる竜太見るの好きだし」
やだ。そんなことわざわざ言わなくてもいいのに……
周さんがそんなことを言うもんだからいつも以上にドキドキするし、恥ずかしいのに気持ちよくなってしまってる自分を止められなくて、僕のを咥え込んでいる周さんの頭をそっと撫でた。
「周さんの意地悪……でも好き……」
周さんがチラチラと僕の様子を伺い見ながら、咥え込み上下に扱く。時折わざと音を立て、僕の顔を見てニヤリと笑った。
恥ずかしいのにどうしようもなく声が漏れてしまうのはいつもの事……それでもやっぱり抑える事が出来ずに気持ちよくて腰が動いてしまう。
「竜太はエロいな。そんなにいいの?……イきそう? いいよ、声我慢すんな。ちゃんと聞かせろ……」
先端を優しくグリグリと擦りながら周さんが僕に囁く。
大好きな周さんの声だけでもう堪らなくなり、そのまま僕は果ててしまった。
「はぁっ……んんっ……あ、周さん……周さんも……」
いつまでも僕のそこを丁寧に舐めてくれてる周さんの頭を掴み、今度は僕が……と顔を上げさせるもまた抱きしめられ「俺はいいんだ」とキスをされた。
「なんで? いつも僕ばっかり。周さんにも気持ちよくなってもらいたいです」
「いいのいいの。後でたっぷり気持ちよくさせてもらうから……とりあえず竜太の作った飯食いたい」
チュッと耳朶に吸い付かれ、懲りずにまたゾクッとしてしまう。
このまま周さんに抱いてもらいたい……でも周さんはもう頭の中が夕飯モードに切り替わってしまったらしく、いそいそと立ち上がる。
なんかほんと僕ばっかり。
周さんは何ともないのかな?
僕ばっかりイヤらしいみたいじゃん……
何だか悶々としたまま、しょうがないから僕も夕飯のセッティングに取り掛かった。
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