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特別だから……
「嫌にきまってる……周さんの特別は僕だけなんです。たとえ修斗さんでもヤキモチ妬きます」
正直にそう話すと、嬉しそうな周さんに濡れたTシャツを脱がされた。
「そっか、わかった。明日竜太用の部屋着、買いに行こうな」
……そうじゃない。
「嫌です!……新しいのじゃなくて僕は周さんの服が着たいんです。だいぶ僕には大きいけど……でも僕は周さんの服を着たいんです」
言っていて恥ずかしくなってくる。
でも言わないとわかってもらえないから。
みるみる嬉しそうな顔になる周さんに、こんな顔を見られるのが恥ずかしくてキュッと抱きつきその胸に顔を隠した。
「竜太……可愛すぎんだろ。なんなの?」
周さんが僕の肩を掴み、少しだけ体をひくと勢いよくTシャツを脱いだ。
そのままベッドまで押され、二人でドスンと横になる。
「竜太は俺の特別だよ、心配すんな……でもやきもちはいっぱい妬けよ」
優しく見下ろされ、そっと唇を塞がれた。
……なにそれ。いっぱいなんて妬きたくないよ。
「んっ……嫌です。意地悪なこと……言わないで」
僕は下から周さんを抱きしめ、身体を起こす。そのまま周さんを下に寝かせ上に擦り寄り跨った。
「僕は周さんの特別でしょ?……周さんにこういう事できるのだって僕だけなんです」
いつもとは逆に僕が周さんを見下ろす。
周さんの両手を捕まえ、頭の横で押さえつけた。
実際僕なんかの力じゃ周さんを押さえつける事はできないけど、周さんは僕のしたいようにさせてくれる。手を押さえつけたまま、僕は周さんの首筋に軽く噛み付いた。
軽く甘噛みしてはチュッと吸い付く。その度に周さんは切なそうな顔をして体をビクッと反応させた。
跨ったそのお互いの中心部があたり、僕は思わず腰を擦り付けそこから快感を得る。周さんの甘い吐息が僕に触れる。その吐息に吸い寄せられるように僕は周さんの唇を貪った。
「んはっ……竜太……気持ちい、竜太もっと……もっと擦って……」
周さんは顔を火照らせ下から僕に強請る。その顔が可愛くて堪らない。
「どうしてほしいんですか?……どこを擦るの? ……ここ?……気持ちいい?」
僕は跨ったまま、眼下に反り勃つ周さん自身をそっと両手で握り緩々と扱く。
「竜太……んっ、そう、そこ……竜太のと……して……」
周さんの手が僕のお尻に触れる。さわさわと撫でながら、下から突き上げるように軽く腰を揺らした。
僕は自分自身のと周さんのを合わせて掴み、一緒に扱く。
「あ……周さん、気持ちいい? 腰……動いてる……あっ……あん、指……待って……」
さわさわと撫でていた周さんの手が、いつの間にかローションを纏ってうねうねと僕のお尻に入ってきた。
「竜太はここも気持ちいいんだろ? ほら……手が止まってるぞ……早く扱けよ」
「んんっ……ひ……ん……あっ……あ 」
くちくちと卑猥な音を立て周さんの指が僕の中に入ってくる。
「ん……ん、だめ、や……あっ……指……抜いて……」
せっかく僕が周さんを気持ちよくさせてたのに、こんなんじゃまたいつもと同じだ。
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