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心も体も
「竜太……こっち……」
しばらくすると、周さんに抱き起こされ、そのまま僕が周さんの上に座る。
「自分で挿れて、自分でやってみて」
「うん……んっ、んん……あっ……あん……あっ!」
ゆっくりと自分のペースで腰を下ろしていたのに、周さんは僕の腰を掴むなりグッと奥まで押し込むように腰を突き出す。驚いて思わず大きな声を出してしまった。
自分でやってみてって言ったのに……
周さんたらちっとも待ってくれないんだから。
「竜太……エロ。ちんこ揺れてる……」
これ、いつもこうやって僕が自分でやろうとすると周さんが動き始めて何もできなくなっちゃうんだ。でも自分で動くより気持ちがいいから別にいい……
「やだ……もう、周さんのいじわる。触ってください……」
少しだけ仰け反り、腰を突き出すようにして周さんに強請ると、周さんは満足そうににやりと笑った。
「ん?……どこを?」
意地悪く囁かれ、僕は自分で気持ちのいいところにあたるように揺らしながら、何度も腰を突き出した。
「ん……ここ 」
「どこ?」
「ここ…… 」
「え? わかんねぇ…… 」
……言わせたいんだ。恥ずかしさに顔が火照る。でも自分で触るより周さんに触れて欲しい。
「僕の……お……ちんちん……触ってください……」
周さんにちゃんと聞こえたかな? と思うくらいの小さな声しか出ず、恐る恐る顔を伺う。
「あっ…… 」
僕の中の周さんの質量がググッと増し、そしてキュッと僕の根元の方を握りこむ。
「そんな泣きそうな顔してちんちんとか言うなよ……」
「ひゃ……あ、そこ……あっ……ぐりぐりしないで……あぁ……気持ちいい……周さん……あん…… 」
下からどんどん突き上げられ、少し乱暴に扱かれながら僕の先端の敏感な部分をぐりぐりと擦る。
もう。
何が「自分でやって……」だよ。
こんなに揺さぶられたらもう無理だから……
「竜太……やべ……気持ちいい……どうだ?……竜太、気持ちいいか?」
段々と激しくなる律動に、僕は堪えきれずに周さんに覆いかぶさりしがみつく。
「も……もう、だめ……すごい……あっ!……あぁ……ひぁ……あっ…ああっ!」
勝手に声が出てしまいもう色々と抑えることができない。
「や……激し……すごい……あ……あっ、周さん……ひゃっ……んんっ!」
そのままぐるんと体の向きを変えられて、今度は背後から腰を抱かれてがんがんと突かれる。この体勢も、自分の体を支えきれなくて、いつも枕に突っ伏してしまうんだ。でも周さんはそれがいいのか、僕が突っ伏すとすかさず背中を押さえつけてきて、振り返ると満足気に笑うから僕は凄くぞくぞくしてしまう。
「あっ……あ……あぁ……あっ……あっ! んっ……んあっ……だめ……いいっ……」
僕はこの人に支配されている。
でもこの人は僕がいないとだめなんだ……と、そんな気持ちになり、心も体もひとつに交わる。
激しく僕の奥まで浸透してくる周さんを感じながら、熱を持ちはちきれそうな自分自身に触れる。
僕のその行動に気づいた周さんはその手を弾き、周さんが僕の変わりに緩っと扱いた。
「ああっ………!」
枕に突っ伏したまま、僕は腰だけ突き出した状態でイッてしまった。
「あ……あまねさん……ごめんなさい……シーツ汚しちゃった」
ヒクヒクと震える先端部からはまだ少し白濁したものが周さんのシーツに滴っている。
罪悪感と恥ずかしさに泣きそうになった。
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