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卒業旅行/秘事

周さんの言葉にドキッとする。 さっきの鍾乳洞で、僕は下着を脱がなかったから借りた短パンと一緒に濡れてしまった。だから着替えた時に脱いだんだ…… 恥ずかしかったから黙ってたのに。呆気なくバレてしまった。 「あ、あの……はい。濡れちゃったからしょうがなく……あっ、んっ……」 不意に周さんに耳を舐められ、驚いて首を竦める。 「ダメだろ? 誰かに気付かれたらどうすんだよ」 そんなの言わなきゃ気付かれるはず無いじゃん。てか、周さんの手が…… 「あっ……待って、なに?……ひゃ! んんっ……ダメダメ……んっ!」 「うるさい、静かに…… 」 静かにしろと言う周さんにキスをされ、力が抜ける。そして周さんの手が僕のウエストからスルリと忍び込んできて、直接お尻を撫で回した。 「ふっ……んっ……あ」 ベルトを緩められ周さんの手が前に回る。直に触れる周さんの手にどうしようもなく意識が向い、あっという間に熱が篭る。 「竜太……可愛い」 まただ…… 可愛いなんて嬉しくない。 「竜太がエロいから悪いんだぞ。ノーパンだってわかったらいたずらしたくなるじゃんか」 「僕の……せいじゃ……ぁないもん……あっ!……やだ!」 熱の篭ったそこが急に外気に晒されて僕は焦った。 こんな外で何やってんの? 誰かに見られたら大変! 「竜太凄ぇ……固くなってる。濡れてきた」 クチュクチュといやらしく音を立て、周さんは僕のそこをジッと見つめながら激しく扱く。 「あっ……あん……やだ……お願い、周さん……やめて、恥ずかしい……こんなとこで……やっ……んんっ! 気持ちいい…… あぁ…ん 」 恥ずかしくて焦っているのに、どんどん気持ちよくなってしまう。 僕のバカ…… 「エロ。こんな顔見られたら大変だな。気持ちいい?……出そう? 待ってな……ほら、向こう向け」 周さんに言われた通りに、壁に手をつき背中を向ける。 「俺がいるから竜太は見えねえよ…」 いや、僕が見えなくたって、見られたら何をやってるかわかっちゃうじゃん。 「あぁん」 背後から回る周さんの手が僕のそこを緩々と扱く。先端から糸を引き地面に落ちるいやらしい汁が目に入り恥ずかしさに目を背けた。 「チョットだけな」 周さんがそう言うと、ニュルッと内腿に違和感を感じた。 「待って? なんでそんなもの持ってるんですか!」 「いや……いつも持ち歩いてるから。ほら、いいから足閉じろ」 「……あ 」 周さんの手が僕の内腿を撫で回し、ローションの感触に胸が高鳴る。 こんな所で、これからされる事に期待をしてしまっている自分が恥ずかしい。 ヌチュッと小さく音を立て、僕の足の間から周さんの固くなったそれが顔を出した。 「う……嘘……んっ……あ……」 卑猥な音を立てながら、周さんの熱が僕に伝わり更に滾る。無意識にお尻を突き出し爪先立ちになっていた僕は、周さんに背後から扱かれながらゴムまで装着されていた。 「あんま……声、出すな」 周さんの囁きに、ハッとして唇を噛む。快感に身を任せすぎて、すぐに周りが見えなくなっちゃうのどうにかしたい。 「周さんっ……僕、イっちゃう……」 後ろを振り返りキスを強請る。 切羽詰まったような表情を見せる周さんが貪るようにキスをしてくれ、一気に射精感が込み上げた。 「竜太……出る……」 「あ……んっ」 周さんも僕もその場で欲を吐き出し、服を整え二人で抱き合う。 「足やべえ、ガクガクする」 僕も無意識に爪先立ちになってたし、周さんも僕の足の高さに合わせて変な体勢だったからか、二人して大汗かいて息を切らしている。 「筋肉痛になりそうです」 「続きは部屋でしような」 あまりにヘトヘトで、可笑しくなって二人で笑った。 てか……誰にも見られてないよね? 冷静になってみると、こんな外でとんでもないことをしてしまった。恥ずかしすぎて早くこの場から立ち去りたい。 「もう……外は嫌ですよ」 僕は背伸びをして周さんの口元にチュッとキスをする。 「そろそろ戻らないと、約束の時間になっちゃう」 まだ汗が引かないけど、僕らはまた来た道を戻った。

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