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「~~~っ、っ、っ、にう……っ」 膝に指先が触れて、体の中心に向かって甘い疼きが走る。 ビクビクと体が跳ねるごとに、呼気が熱を帯びていくようで怖い。 「んう……っ」 今まで守弥とどうやって触れていたのだろう、自分は。 どうして何ともなかったのか。 服地を通して伝わる体温も、内膝に触れる指も、甘い疼きと電流が走って肌を粟立たせてやまない。 労るようにやさしい、だが、確実に咲良の中の燠火を煽り立てていく。 「んっ、んん……っ、………………ンぁ……ッ、っ、はうぅ…………ん……っ」 こんな声が出るのは、恥ずかしくて仕方ない。 どうにかして止めたいのに、上擦った声は甘さが増していくばかりで……。 「ンぁ……っ、………………ゃ…………っ」 必死で口を結んでも、呼吸が乱れてはくはくと喘いでしまう。 「んや……っ、ぁう……っ、は、恥ず……か…っ」 「ん……?」 「こんなっ、はしたないわたくしは……っ、恥ずかしゅう……ございます……っ」 「大丈夫だ。はしたなくなんかない。 今のお前は普通だ」 チュ。 「んうぅ……っ」 宥めるように軽く額に落とされた口づけにも、簡単に反応してしまう。 それがどうにも恥ずかしいというのに、快楽を追い始めた体は更に熱を帯びて止まらない。 「怖くない。 これは誰もが通り抜けるものだから、何も怖くないし恥ずかしいものでもない」 「ん……っ、んうぅ……っ」 いつものような軽い啄みが、額から瞼に移る。 知らず知らずの内に滲ませた涙を一粒、また一粒と守弥は吸いとっていく。 「俺に任せておけ。大丈夫だ。何も怖くない」 「………………っ、……はい…………っ」 言い聞かせながら落とされる口づけに、咲良はゆっくり頷いた。

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