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「あっ、……っ、そ…なっ、いけま…せぬぅ…っ」
指や掌で触れられる時とは違う感触。
濡れた粘膜で包まれ、舌先でなぞられて。
「は、はうう…っ」
チュ、チュ…。
「はにゃ…ぁう…っ」
必死で体を捩って逃げようとしても、どんどん力が抜けていく。
「いけま、せ…ぬぅ…」
「いいから…もう少し」
「そ、……粗相を、して、しまいまするぅ…っ」
このような触れ方をされたのは初めてだ。
守弥だけの自分になる準備の一つだと、湯殿で聞いた。
けれど、このような際どい場所に愛撫を施されるとは思ってすらいなかった。
「お許しを…、どうか…っ、もう…」
「最後まではしない。
石になってた間にお預けを食らってて頭がおかしくなりかけてた分、触れさせろ」
「え、えうぅ…、…っふ…、…に…ぁ」
今の咲良が突かれて一番痛いことだった。
「あっ、…っひぅ…、んん…っ」
弾き飛ばされてから、何もできずにただ見ていた。
嘆き悲しみ咲良が戻るまで待つと言いながらも、徐々に心に虚無を抱えていた守弥を。
「…っ、……ん…ぁ」
過ぎる快楽に背中が浮く。
優しく触れているのは分かっていても、畝って籠る熱に咲良は戸惑うことしかできない。
「っ、あ…っ、どうか…もう…っ」
「いいから…そのまま熱に乗れ」
「……っ、ぃ………ぁ…はぁぅ…っ」
粘膜に包まれてやわやわと吸い上げられる。
放熱をしてしまわぬように踏ん張ろうとしても、もはやそれもかなわない。
「ぁ……っ、………っ、ふ…っ、あ…っ」
恭しく両手で包まれ、鈴口が舌先で責め立てられているのを堪えなければいけないのに、競り上がる熱はもう止まれない。
「はにゃ………ぁう…、……ぁ…ぃや…、やぁうぅぅ…っ」
ほろほろ涙が零れて、視界が白に染まっていく。
「いいんだ咲良。熱に乗れ」
「んぁ…っ、……………っは…ぅ…ん…」
畝っていた熱が稲妻のように駆け抜け、華奢な体が痙攣する。
「ん…っ、………っ、……………っ」
抗えぬまま、花芯から蜜が零れた。
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