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第8話

兄さんに辞めろと言われた生徒会。あれからずっと兄さんの思考を読み解こうと頑張っていたけど、分からなかった。 そもそも、僕が生徒会に入って兄さんが不利益になる事はあるだろうか?考えても思いつかない。 あまりに不出来だからこっそりと生きて欲しいのか? と考えたが、不出来だからこそ生徒会に入る事によって周りの目は変わってくるだろうし。こっそりと生きているだけではそれこそ恥になるだろう。兄さんは何を考えているんだ。 そう頭の中で靄がかかってきた時だった。月一で行われる集会が今日ある事を急に担任に教えられた。否、用意しなくていいのかと心配されたのだ。 毎月第二木曜日には生徒会主催の集会が行われている。その一週間前からのか話し合いを行い、準備に取り掛かる。しかし、今回はそれをしなかった。 僕はてっきり今回は行わないのかと思っていた。 だけど、それは予定通り行われる。 …もしかしたら僕は甘えていたのかもしれない、先輩方に。

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