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第69話
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この想いが罪だと言うならば、僕はどうやって生きていけばいいのだろう。
わからない、わからない。
ただ、このままではきっと僕は壊れてしまう。
君が欲しい。
僕と同じくらい哀しみで塗れている君が、
血を喰い、
肉を求め、
すべてを捨てた君が…
僕は欲しい。
「どうやって堕とそうかなぁ。ああ、そうだ。あの手を使おう。ふふっ、待っててね。夏乃君。」
ーーーそれは幸せを壊すものーーー
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