69 / 127

第69話

ーーーーーー この想いが罪だと言うならば、僕はどうやって生きていけばいいのだろう。 わからない、わからない。 ただ、このままではきっと僕は壊れてしまう。 君が欲しい。 僕と同じくらい哀しみで塗れている君が、 血を喰い、 肉を求め、 すべてを捨てた君が… 僕は欲しい。 「どうやって堕とそうかなぁ。ああ、そうだ。あの手を使おう。ふふっ、待っててね。夏乃君。」  ーーーそれは幸せを壊すものーーー

ともだちにシェアしよう!