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恋人編 第2話-1
大輝の作ってくれたオムライスを食べ、片付けをし、二階に上がる。
大輝の部屋には何回も入ったことある、はずなんだけど…やべー、なんかすげー緊張する。
不意に、大輝の匂いに包まれた、と思ったら、後ろから…抱きしめられてるよ俺!どどどうしよう!
「だだっ大輝!?」
「ごめん…我慢できなくて」
頭の上から大輝の声が聞こえる。
どーすればいいんだ、この状況!とりあえずなんかしゃべろう。なんか話題ないか?考えろ、俺!
「…だ、大輝ありがとな、中間テスト、大輝に教えてもらったとこ、結構できたと思うんだ。つーか、勉強キライだけどさ、不思議と、一緒に勉強するのは楽しいよな、なんか」
「…そうだね、一緒に勉強するの、楽しいよね」
大輝がふっと笑う気配がする。そして大輝は、俺の耳元で、低くて甘い声で囁く。
「恋人同士ですることも、一緒に勉強しない?悠斗」
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