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第8話-1

「………」 沈黙が支配する、インターネットカフェの狭いペア個室。 薄暗くて広い空間が、薄い壁で仕切られて、たくさんのブースができている。たまに誰かのいびきや、ひそひそ声、漫画をめくる音、ゲームを操作する音が聞こえる。 瀬戸に手を引かれて連れて来られた、この場所… …もうイヤな予感しかしねえよ。何されるんだオレ… 「ほらよ」 戻ってきた瀬戸が、オレにドリンクバーのコーラを手渡す。手渡して、またどこかに行ってしまう。 「あと、これ好きだろ、おまえ」 瀬戸が、漫画をたくさん抱えて戻ってくる。その漫画のタイトルを見て、オレは驚愕する。 …こっ…これは!

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