頭が混乱してる。 瀬戸の話、情報量が多すぎて、全然ついていけてねえよ、オレ。 「…え、てゆうか、真知子ってそんな女だったの！？騙されてたの、オレ！？」 驚いているオレに、瀬戸は呆れたように言う。 「あのさ、そもそもあんだけ女にモテてたおまえがさ、なんでよりになって、化粧ケバくて、いつも美容院でセットしたような髪型で、胸の谷間を露出させたファッションで、毎日違う高級ブランドバッグ持ってくるような女選ぶんだよ。マジ理解に苦しむわ」 「お…おっぱいのデケエ女に悪いやつはいねぇだろ！」 「アホ」 ああっひどい！瀬戸のやつ、オレの座右の銘を、ひとことでぶった斬りやがって！