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第14話-3
唇を離し、瀬戸のほおを両手で持ち、まっすぐ瀬戸の目を見て、オレは言う。
「瀬戸!
オレは、おまえがピンチの時には、絶対に駆けつけて助けてやる!だから!だから、困った時には相談してくれよ!
オレ、バカだしさ、おまえがいないと、また変な女に騙されちまうよ。部屋だって散らかし放題になるし。それに…おまえがいないと、つまんないんだよ。元気出ねえんだよ。
オレはおまえのヒーローで、仲間で、…そして、恋人だ!
好きだ、瀬戸!」
瀬戸の目から、涙が溢れ落ちるのが見えた。
そんな瀬戸の頭を、自分の胸に引き寄せ、そのままそっと抱きしめる。
つい数十分前までの憂鬱が、嘘のようにオレの中から消えていった。
「あー、悪いんだけど、ちょっと話を聞かせてくれるかな、お兄ちゃんたち」
警察官のおっちゃん!今だけは、ちょっと空気読んでくれよ!
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