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第15話-1

「で、ええと、たしか亮平とかいったか?おまえ。 なんで、おまえまでここにいるんだよ」 「やだなあ瀬戸くん。僕は竜ちゃんの愛人なんだからさ、ねえ竜ちゃん」 「ああん!?その設定、もう無効だろ!?」 大学の学食で、バチバチ火花を飛ばす瀬戸とりょーちん。…頼むから、昼メシくらい仲良く食べようぜ。 あの後、オレと瀬戸は警察の取り調べを受け、被害届を提出した。三日後、瀬戸を脅していたやつらは、恐喝の疑いで、警察に身柄を拘束されたらしい。 もしかしたら、すぐに釈放されてしまうかもしれない。だが、瀬戸はオレが守る。心配するな、瀬戸。 決意のオレを見て、りょーちんも、にっこり笑って言う。 「心配しなくても大丈夫だよ。あいつらのことは調べ尽くしてあるから。ふふ、子どもの頃の恥ずかしい失敗談から、人には言えない性癖まで、あらゆることをね。 例えば、和夫ってやつは、学校モノのイメクラにハマってて、スク水&ニーハイで足コキしてもらうのが好き。寛治ってやつは、風俗譲とパイ投げしてからプレイするのにハマってるんだって。んで、順一郎ってやつは、最近、棺桶プレイに目覚めたんだってさ」 「いやどういうプレイだよそれ!」 …ていうか、どうやって調べたんだ、それ。りょーちん怖っ!

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