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第3話 ※

数人の男達に囲まれた波留は小さく縮こまっていた よく見ると男達は明らかに裏社会の人物で威勢よく彼等に向かって口答えしてしまったことを後悔する 「おいおい、さっきまでの威勢はどうしたんだよ」 「……家に帰してください…お願いします」 「ヤダね。ここまで来て帰せるわけがないでしょ?」 これだから嫌なんだ…自分の顔が…身体が… 自分はこれからどうなってしまうのだろうと心配になる 「じゃあ、そろそろ始めるか」 すくりと数人の男達が立ち上がり、怪しげな笑みを浮かべると自分たちの着ているスーツを脱ぎだす 「そんな泣きそうな顔しちゃってー…」 「それとも、待ちきれない感じかな?」 (そんなわけない…) 最後の抵抗として男達を睨みつけると彼等は楽しそうに口角を上げ、波留との距離を縮めてくる 「おー、怖い怖い…」 ニヤニヤと笑いながら波留の顔をそのゴツゴツとした手で掴むと唇をなぞり口の中をその指で犯し始めた すると、先程まで平気だった身体が急に疼きだした 「ふぁっ……?」 (身体が…へ、ん…!) 「おーやっと効いたみたいだな…」 「効い…た…?…はぁ…っはぁ…」 「そうそう。君が寝てる間にある薬を飲んでもらったよ…」 「何かは…言わなくても分かるよね?」 (分かるよねって…漫画とかで見るだけで実際に使われた事はないよ…) でも今自分の身に起きているこの感覚は明らかによくない事だけは理解できる 「……はぁっ…んっ…ぁ…」 「辛いでしょ?…辛いよねー。」 声を抑えようとしても口の端から勝手に漏れ出てしまう 「ってことで、俺達が楽にしてやるよ…」 そう言って男達が波留の身体を直に触れてくる 「んぁっ!…ヤダッ!!」 ビクリと身体が跳ねると複数人の手が波留の身体を弄り始めた 「やだとか言うわりに感度が良いな…。前にもされたことがあるのか?」 波留は首を横に激しく振り否定すると、なんとか快感から逃れようともがく 「ま、ヤられてようがヤられてまいが構わないんだけどな…ほら暴れんなっ」 ケラケラと笑いながら波留の四肢を掴み動きを止めると、手慣れた手つきで服を脱がしはじめる 「ちょっと!……やっ!」 シャツの前がはだけ熱くなった肌が露わになる 「ふーん…こんなに乳首おっ立ててもまだ否定か…」 「ちがっ!…っ!!」 波留が否定をしようと声を荒げると、男がぷっくりと膨れあがった突起を指で強めに押しつぶす 「んぁぁっ!!」 薬のせいなのか波留の身体は過剰な程に反応してしまう 「おー、いい声で啼くな…でも今からそんなに大声出して大丈夫なのか?」 グリグリと弄られたり、つままれたりされ無意識に腰が浮きはじめる 「おい、腰浮いてんぞ」 「意外にヤル気満々じゃん」 「違うっ…からあぁっ!」 「じゃあ、そろそろ回すか…」 集団の中にいた誰かがその場を離れると近くの机からあるものを取り出してきた 四角く、小柄で先端にレンズのついたもの… 「ヤダッ!撮らないでっ!んぁぁッ」 そんな波留の言葉を無視し、ピッという音と共にビデオカメラが回り始めた

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