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光輝くたからもの
「ははっ。だせえハナ声」
また前髪をつかんだら舌がつかまった。
柴崎の舌の温かさと柔らかさが伝わってくる。
「・・んんっ・・ふっ・・ん・・・ぷはあ!!」
柴崎の舌を根屋が無理矢理はがす。
「・・・こんな俺がそばにいても平気なんですか?」
「いや、わからん」
「・・・せんぱい」
「ただ今のチームにも、俺の横にも柴崎が必要な気がする。
お前の笑顔にはウソがない。俺はそれが心地いい」
「ただこのカッコ、姉ちゃんには見られたくないな」
「わかりました。姉ちゃんが合コンの時だけにします。今日もですけど」
「んっ・・ふっ・・うんっ・・あ・・あうっ・・ん・・・」
「柴崎!お前いい加減に・・・」
「ヤバイくらいにうれしい。1番手の届かなかった俺のたからものに手が届いた・・・」
思い切り根屋を抱きしめる。
『あー。コイツ相当だなあ。オレ早まってないよな?』
「どうかしましたか?」
「いや、デカイ犬を拾ってな・・・」
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