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第10話

嫌な予感しかしない。 「あ...や...っ!んぐ!!」 大きな手が口を抑え、俺は大声を出すタイミングを逃した。 男の手が...スカートの中に入ってきたのだ。 背中に冷たいものが走る。 首を今まで以上に振って、どうにか男の手から逃れようとしたが、大きな男の手に口を抑えられながら顎まで掴まれて動きを止められた。 「...や、やめ...やだ...ぁ」 我慢してた涙がポロポロこぼれてくる。 男の手が、するっと チンコを撫でる。 「...っつ!!」 ビクッ!体が跳ねた。 初めて自分以外に触れられ、他人の感触に体が粟立った。 「や、やぁ、!」 手を伸ばして男の手を掴むけど、男の手はやっぱり止まることはなくて。 ...そして、俺もこんな状況なのにチンコが勃っていてまたなさけなくて涙が出た。 男の指は、ゆっくりと俺のチンコを確かめるように触るとぎゅっと握りしめた。 「っつ!!」 腰が引けたが、いつの間にか後ろから抱きしめられるほどに近くにいた男に押さえつけられていたから、動きは阻まれた。 握りしめられ、ゆっくりと上下に扱かれると気持ち良さに涙が止まらない。 な、なんで気持ちよくなってるんだよぉ、俺のバカ!! 「...っ!...っ!...っ!」 扱かれ、時々親指の腹で亀頭を擦られるも声は出すまいと歯を食いしばる。 止めようと伸ばした手は、男の手にしがみついているだけになった。

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