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テイク♂1.先生 白衣教師に乳首を捧げよう!

  「じゃあ!今回もイっちゃいましょー!」  小型画面に映る飯塚先輩とテッちゃん。  真っ白いベッドに座る二人の表情は浮かな過ぎてこっちも苦笑いになりそうだ。  俺だけテンション高いのはしかたないが、合わせてほしい俺の我が儘欲もある。  ほんと、三次元のナマモノもイケちゃってごめんねー。 「ほらほら二人ともー?笑顔になってくださいよー。これから気持ちイイことやるんだから」 「……」  ドカッと座る姿はあの時と変わらず強気受けを醸し出す飯塚先輩。ただ少し、体が硬いように見えるのは相手が相手だからだろうか。 「まじか……まじで飯塚とか……」  そして頭を抱えるように俯くテッちゃん。  数分前までは誰だ誰だはやく連れて来いオーラを出しまくりだったくせに、こちらも相手が相手だからだろうか。教師相手に、問題児生徒会役委員会計の生徒相手。 「二人ともーっ、お名前はー?」  不安過ぎる気持ちを抑えられないのかなー? 「ともき」 「っ……鉄野」  ははーっ。俺の粘りが効いたか。  飯塚先輩なんてもう吹っ切れたのか、それともなにかあるのか、ぶっきらぼうながらも名前をちゃんと言ってくれた。そんな先輩に驚いたのかひと間を置いて、テッちゃんもちゃんと答えてくれた。  もう、その姿が俺の中で美味しくてオイシクテたまらない。 「トモくんとテッちゃん!――存分に楽しんじゃってね」  やはりテンションは俺だけが上がりまくりで少し恥ずかしくなる。  でもこの後に待っている楽しみを優先したいから、そんな羞恥はぶっ殺しとこう。 「あー、キスしとくか?」 「……」  すすすっ、と。恐る恐るといった感じで飯塚先輩の肩に手を乗せるテッちゃん。  もう本物の先輩とテッちゃんを見ていない俺は小型画面に映る二人を見つめて、もう一つのベッドに腰をおろして座る。  そういったものは自然に、ナチュラルにキスをしてほしいものだ。でもまぁ、聞いてからヤっちゃう初々しさを見るのも悪くないか。  お互い向かい合った顔に、嫌そうな表情の飯塚先輩。テッちゃんも殴られるのではないかとソワソワしていてなかなか進まない。  俺の興奮も冷めそうでイヤになる。  あーあ、これからそうなってきたらハメ撮りというより3Pになるけど? 「トモくん、チューしてくれるって。よかったね、キス好きですもんね?」  座っていたのにすぐ立ち上がり、飯塚先輩の触り心地の良い髪を撫でる。画面の左側から映った俺の手に体をビクつかせる画が撮れた。 「い、いやだ……」 「えぇ?」  思い出すのは俺とセックスをした時。  なんとなく口付けたものは性別以外なにも変わらない柔らかい唇。むしろリップも塗っていないその唇が良くて、俺も先輩とのキスは好みになってしまったもんだ。  何度合わせても嫌がらず、舌を入れれば喜んでるかのように先輩からも絡んできた。だから、好きだと思ったのに、まさか断るとは……。 「キスは、やりたくねぇ……」 「あらら……」  テッちゃんと顔を合わせていた飯塚先輩。  それほど嫌なのか俺に、カメラに目をやりながら言った言葉。  困ったような、本当に嫌そうなその表情に苦笑が零れる。――テッちゃんの。 「まぁ……キスはしなくても出来ますからね。テッちゃんヤだってさぁ」  面白がるような口調にテッちゃんは『俺は形から入るのに……』とボヤく。  そう言わずにさ、もうテッちゃんの下半身はテント張ってるぐらいだから、はじめてよ。  とさ、と押し倒すテッちゃんに押し倒される飯塚先輩。画面に映されてる先輩の表情はメンチ切ってるかのようで、テッちゃんを怖がらせてるのが撮れている。  それでも性欲には勝てないのか煽られる恐怖をスルーして『まぁまぁ……』となだめていた。  ボタンを外すテッちゃんの手に、白衣をぎゅっと握る飯塚先輩。意外と可愛い仕草でそこにピントを合わせれば今度はその手がピクッと揺れる。 「んっ……」 「……お前って結構敏感だな」  カメラはまだ可愛らしい仕草をしている手を撮っている。  俺の目は、二人をうつす。  唇同士のキスが嫌なら、とテッちゃんは首元にキスを落としたらしく、それでどうやら飯塚先輩は感じたらしい。  嫌そうなのか、それともただの恥からきたものなのか、眉間にシワを寄せて顔を背ける姿にテッちゃんも調子に乗ってきたみたいだ。 「飯塚、今回はどこを怪我したんだ?」 「あ、ばか、やめっ……」 「んー?」  制服のシャツに手を忍ばせるテッちゃん。見てるこっちも興奮ものでカメラもそこを撮り始める。 「着衣プレイっていいよな。チラッと見えるそこにドキドキするっていうか」 「ん、ンんっ」  ボタンは最後まで外さず、するりと入る手の先はさっそく乳首。  綺麗なその色を気に入ったのかちょんちょん、と優しく突くテッちゃんマジえろい。 「俺ビンカンな子好きだよ」 「うる、せェ……はッ」  指先で乳首の先端だけじゃなく周りをくるくると焦らすようになぞる。  右ダイヤルを回してそこをズームアップすると鳥肌かなんなのかわからないが軽くイボみたいなのが浮いていた。さすが高画質なだけある。  荒れてない画に、迂闊に近付けない俺はこの画面で見守るしかないのだ。 「んんっ……!も、しつこいっつのッ」 「だって乳首開発も頼まれたし。あ、一回じゃ絶対にムリだからな?」  そう言ってテッちゃんはイヤらしくも触る指は止まらず俺に顔を向けてきた。そのせいで画面越しのテッちゃんと俺は目が合ってしまう。 「テッちゃんマジ今そういうのいらないから。雰囲気雰囲気」 「あぁ、悪い」  続きに入ったテッちゃんは両方の乳首を攻めたあと片方を離して顔を近付ける。  ズームアップをしていた俺から見ればすぐになにをしたいのかわかっていたため、カメラはそのままで俺は飯塚先輩の方に顔を上げた。  やっぱり、それほどまでに敏感なのか、声を出さないように自分の指を口の中に含ませて目をつぶっていた。  そして這いずってきたテッちゃんの舌に、大きく体を揺らしたトモくん。 「んぅ、舐めんのはッ……」 「えー?」 「はぁっ、」  短めの声。舐められてる乳首と、その周りを指でなぞられる乳首。なぞられてる方をもう一度ズームアップさせれば先ほどより勃っているような気がした。  ほお……立派に感じてるじゃないか。  その突起を、触られるか、触られないか。あたりそうで、なかなかあたらない尖りに、これはテッちゃんの技でもあるんだろうか、と純粋に思う。  女ならあッあッ言いながらすぐに感じるのに、やっぱり男は違うんだ、と。  演技すら出来ない違和感や擽りがあるんだろう。 「んーっ、んン……ッ」  舌先で転がせるほど大きくない飯塚先輩の乳首もテッちゃんにかかればそんなのは関係なしでどんどんヤられるみたいだ。  わざと唾を乳首上に垂らしてまた舐めてはしゃぶるような音を立てはじめた。くちゅくちゅと鳴るのが静か過ぎる保健室で、さらにイヤらしく響き渡る。 「はァ、声抑えんなって……あんま聞こえねぇよ」  やっと勃っていた乳首をツンッと触れてあげたテッちゃん。 「あっ、ンん……っ!」 「トモくんエローい」  まるで電流が走ったかのような反応。  すげぇ、乳首マンなテッちゃんのおかげでこんなにも反応している! 「やめっ……んんッ」 ――なんて思っていた瞬間(とき)が俺にもありました。  でも実際は、 「飯塚のここも、勃ってきたな……」 「はぁハァ……ん、やっ」 「けっこーでけぇな」  テッちゃんが飯塚先輩の下半身に手を伸ばしていたからあの反応だったんだなと気が付いた。  乳首だけで感じたわけではない。  まだまだ先の話になりそうだなぁ。  

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