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テイク♂2.友達 カレの初モノ、いただきます。

   素直に手を退かした磯部のモノにこいつ金タマでけぇな、と思っていた。それに比べて友樹のモノは勃ちもなにも反応してない、ただのふにゃふにゃなチンコ。  勃ってもいないのに素直に大きいと思うから俺のが自信なくなってくる……が、今は関係ない。 「木下?お前なにすんの?」 「あぁ、まぁ、ほら。こういうのに興味出てきたならさ、ヤりたいこともあるだろ?」  すでにキャップを外していた新しいローションは黄色をベースに可愛らしい蜂が描かれたボトル、ハニーローション。  その名の通り蜂蜜が入ったものらしい。使った事はないが口に含んでも問題ないものみたいで、ハチミツの香りもちゃんとするとか。  わざわざ聞いたよ、テッちゃんに。これならニオイも紛らわせるって。 「トモくん、このチンコを咥えてフェラしてみてください。味はハチミツですから大丈夫!」  だばぁ、と磯部の勃起しているチンコにローションをぶっかける。  これで不良受けの醍醐味であるフェラチオ改めイラマチオが見れるじゃん!  俺ってマジでラッキーマンだよな!  なんて、調子の良い考えをしてたんだが――。 「いや、普通に無理」 「うわショック……」  このザマだ。  キッパリ言った友樹と手で顔を覆い隠すようにヘコむ磯部。  なにもかも上手くいかないや。 「俺トモくんがフェラしてるところおさめたいんですよー。撮りたいからお願いー」 「……」  なくなるんじゃねぇの?ってぐらい出しっぱなしのローションはもう床にドロドロと垂れていて、その近くに座ってる友樹に付きそうだ。  俺からのお願いなんて一瞬考えてすぐに答えが出るであろう友樹の頭を撫でる。  ちなみに尻穴を慣らす準備は出来ているから、本当にあとは友樹の答えを聞くだけ。 「はぁ……わかったよ、」  とはいえ、さすがトモくん!  俺の理不尽な聞き訳をちゃんと頷いてくれるみたいだ。 「うはっ……!」  色気のない声を出す磯部は亀頭をパクリと咥えられただけ。  さすがにそれはねーよ……とカメラで撮りながら思っていたら、 「木下、きのした……!言っちゃ悪いけど!――飯塚先輩フェラ下手くそなんだけど……!?」 「え?」  困った顔でそう言われた。 「ちょッ、待って先輩いたい痛い!」 「……」  歪む磯部の顔にもう口を離してつまらなそうな表情を浮かべる友樹。  まさかとは思うが、歯を立たされたとか?  軽く想像しただけで、ひゅんっとなる恐怖。  友樹……それはいくらなんでもないって……。 「トモくん、フェラ下手だったんですか?今まで付き合ってきた子達でヤってくれたりしたでしょ?」  しゃがむ俺にカメラは磯部のモノから友樹にうつり変わる。持ってきたローションはまだあるから安心して今後も出せるな。 「磯部にもこういった世界を見せてあげましょーよ。こいつの扉、開いちゃいましょ?」  誘うような口調で指差す磯部のモノ。友樹の視線は一瞬そこに目をうつすが、これまた興味なさ気に逸らしていた。  まぁさ、テッちゃんの時みたいには上手くいかねぇよな。テッちゃんはテッちゃんだったし。磯部は磯部でされるがままでなきゃわからない。  フェラ姿を撮りたいのは本当だ。どんな態度でもいいから見てみたい。このカメラにおさめて最後までイって、さらに磯部を友樹の穴でイカせてほしい。  疼く腐魂に多少の強引さも必要か、とわかったのは進み具合が激しく遅いと感じた時から。 「トーモくん、」 「ひっ……!?」  少し柔らかくなっていた穴に、俺はローション塗れの指を入れる。  さっきのちょっとしたアナニー効果で柔らかくなっていたんだろう。友樹の指が二本入っていたのは確かだし、ここにローションを塗りたくったわけで。  それと数回使ったせいでもあるから楽に入る。 「ほら、咥えて。顔を横に向けてハチミツだらけのチンコを美味しそうにしゃぶってください」 「あッ、や、あゆむ……っ」  せっせと二本目。滑りには問題なく、このまま責めずに三本目いくかなー?って。  後ろに立てていた友樹の腕は抵抗しようと、俺の手を掴んできた。そのせいで一旦、俺の動きは止まったものの、こんなちっぽけな抵抗に負けるわけない。  フェラ行為を拒絶されたのと、咥えられても噛まれた痛みにもはやなにも考えたくないと思っているのか、ただ突っ立ってるだけの磯部にアイコンタクトを送る。  この手をお前の下半身に持っていけ、と。  だが、アイコンタクトは伝わったものの磯部は勢いよく首を振りヘタレモード全開だ。  アホかこいつ。興味が出てきたというからやってあげたのに……ここまででもうどのぐらい経った?  録画開始からすでに30分も経っているんだぞ?  テッちゃんの時はもう大分進んでいたのに……。再生する時に編集してより良い物にするしかないな。  そこまで考えて俺は掴まれた腕を気にせず友樹のナカにある指を動かし始める。 「んぁ、んン……ッ!ぁゆむう、待て、まてって……!」 「前立腺って触り続けると私生活に支障出るらしいですよ」 「ぁ、ふっう、んん!」 「立ってられないって意味なんですかね?」 「やぁ、やあッだ……!はッ、ぁぁん……!」 「――木下すげぇ」  その前立腺に触れるか触れないかでかき回すナカ。  良いのか悪いのか、その快感を怖がって見える友樹は余計に俺の腕を掴む力が強くなってきている。  磯部の関心もどこへ向かってるのか、もうこれじゃあ磯部の視姦ものになってしまう。磯部の目がカメラになっている。 「ほら、トモくん」  もう一度、友樹にビデオカメラを向ける。  高画質なその画面は夕方の放課後で外が暗くなり、今いるここも薄暗くなってきている。それでも自動で調節してくれては良い画を撮り続けるマイカメラが愛しくてしょうがない。 「磯部のモノ、咥えましょ?」 「あうッ――!」  クッ、と指を曲げれば前立腺に掠ったみたいでよりいっそ声が大きくなった友樹。  もういい加減咥えねぇかな。 「やだ、やりたくねぇっ」 「まだ言いますか……」  呆れながらもカメラがおさえる場所は、友樹の張った下半身。  触っているうちにチンコが反応し始めるなんて、どれだけ俺が好きなの? 「なんで俺がこんな奴の、んん……しゃぶらなきゃいけねぇんだよッ」  感じながらも泣きそうな声で言い張る友樹。 「撮りたいからー」  迷わず即答な俺。  そんで磯部は、 「……」  もう最初のノリがなくなってきている。  盛り上がりが欠けててヤバい。 「なんで、俺が……」 「……」  すでに涙目な友樹。  ボーッと見る俺にどこか“必死”が見える友樹はさらに言い続けているが、 「なんでっ、歩のより先に、こいつの舐めないといけねぇんだよ……あ、アッ、ん」  それを聞き流すように入っていた指を、さらにぐっと奥までねじ込む。  やっぱ、不良受けは当たりが大き過ぎるなぁ……。  

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