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テイク♂3.弟くん こっちの世界においでよ!
突然、部屋に入ってきたのは5歳になる弘人君。
眠い目をこすりながら少し高いドアノブに腕を伸ばして扉を開けた弘人君。
首を傾げる、弘人君。
「あれ……兄ちゃんなんでハダカなの?」
「はあ、はあ……はッ」
さすがの俺も時が止まったかのように上がっていたテンションも、なにもかも固まる。
扱く手にしろ穴に指を入れて動かしていたものにしろ裕希君もガッチガチに固まっていた。始まる前よりもガッチガチ。
唯一、といえばいいのか……イきそうになった友樹が苦しそうに呼吸をしているぐらいで、それでも驚いてるんだろうな。
「お目目も隠してる……どうかしたのー?」
「や、ヒロ……これは、」
めちゃくちゃ純粋な目で近付きながら裕希君に聞いた弘人君。
こんな事態が初めてで俺もどう対処すればいいのか頭が回らなくなる。
5歳だぞ……いや、5歳になると言っていたから、まだ4歳だぞ?
なのに大好きな兄ちゃんはほぼ全裸、同じぐらい大好きなもう一人の兄ちゃんは一番上の兄ちゃんのケツに指が入ってるし、チンコを握っているし、って……これを弘人君にとって理解出来る子だとは思っていないが、両親に言わないか心配だ……。
『兄ちゃんのおしりの穴に兄ちゃんの指が入っていた!』なんて指差しながら言ったらそれこそ終わりじゃないか?
俺のせいでもあるハメ撮りがここで終わるとか、それだけは絶対に阻止したいものだ。
まぁ弘人君が親に言っちゃったら――の話だけど。
「木下兄ちゃんもなにしてんのー?俺も兄ちゃんに抱き締められたい!」
よく喋るエンジェルだ。
そう思いながら、つまんでいた友樹の乳首をもう一度指で弾いとく。
「んっ、んんッ!あゆむ……っ」
「弘人君おきたー?」
「うん、兄ちゃん達いなかったから探した」
ぎゅっと裕希君の背中に抱きついた弘人君は少し寂しそうな表情で言った。
抱きつかれた当の本人はリンゴのように赤く頬を染めらせていてどうしたらいいかわからない様子。
まぁでも、今こうなったんだから『しかたないよ』の一言で片付けるしかないんだよな……ははっ。
「弘人君は本当に兄ちゃん達が好きなんだな」
俺がそう言うと弘人君は大きく首を縦に動かしながら、好き!――と、笑顔。
目隠しされてて拘束状態である友樹は快楽を得ながらも頭ではヤバいと考えついたのか、まだ息が浅くなっている。中途半端な気持ち良さにたえられないのか、本当の危機的状況においてなのか、俺にはわからないけど。
「兄ちゃん達なにやってんの?」
「んー?楽しいお遊びー。今日は友樹兄ちゃんをくすぐる遊びしてんだよ」
持っていたカメラ。ジーッと弘人君にズームアップ。
実際のもち肌と画面越しに映るもち肌はそんなに大差がない。何度も思う感想は、高画質最高!というものであり、愛しいマイカメラはこいつでよかった、と思うほどだ。
あ、でも来年の春にこれの新しいものが出るんだったな……目星付けとくか?
「くすぐる!?僕もやりたい!」
「えぇ?弘人君もー?」
「……」
「……」
空気が違い過ぎる。
俺と弘人君は『公園で遊ぼうよ』『じゃあ砂場で遊びたい』『いいよ』
こんな流れの会話なのに、友樹と裕希君はずっと喋らず、そして重い空気を漂わせているように見える。
ま、弘人君を通せば少なくとも、血が繋がってる人物にあたるからなー。大人になったその時まで今の記憶が消えてくれたらいいのに。
左ダイヤルに回してズームバックをさせてからまた俺は持ってきた鞄の中をあさり始める。
「んっ……歩……?」
「んー?」
「なに、してんだよ」
視覚が塞がれているせいか聴覚を頼りに顔を俺の鞄に向かせた友樹の表情は不安気なもの。表情だけじゃない、声だってそうだ。
「弘人君、甘いの好きだろ」
決め付けな言い方。
それでも弘人君は笑顔で『だいすき!』と答えてくれた。その言葉に俺が考えていたプランは別のものになる。
――しょーがない……混ぜちゃおう!と。
「じゃあおいで、ヒロくん」
「遊び!?」
裕希君と同じ呼び方で弘人君を呼べば、そんなの気にせず裕希君から離れて俺のそばまでやって来た。
どうこう言わなくてもカメラの目の前で止まり、座ってくれたから助かる。ほぼ全裸の友樹のそばに座ってくれて助かるよ。
「ユウくーん」
「……」
黙って冷めました、みたいな感じだけど、ちゃんと勃っているモノは勃っているから。正直に突きぬけばいいじゃないか!
そう思うのは俺だけ?
抑えられるわけがないんだからさ。
「ユウくんはそのまま続けてろよ?もう三本目入るだろ。それともまたローションを足すか?」
「……――んぁッ!きゅう、に、動かすなっ……ふぅ、ん……っ」
「ご、ごめんっ」
無言でやるとは裕希君、鬼だな。
なんて自分をまた棚上げにしながらもニコニコと可愛い満面な笑みを浮かべて楽しそうに待つ姿をカメラにおさめる。もちろん弘人君を、だ。
なにもわかっていない子は本当に良い。純粋だけを持ってここにいるのは少し、というか、おおいにおかしいが。
「木下兄ちゃんはやくはやく」
「はあ、はあ……ん、ぁうっっ」
「あぁ、もうちょい待ってろー。ユウくん、人差し指でいいから、こう、クイッと曲げてみ。前立腺辺りに当たるから」
そう言いながらこっちもこっちで弘人君の準備。
「んんッ、あ、ぁん……はぁッ、」
「わ……」
イイ声にピンッとまた震えた友樹を横目で見ながらカメラは弘人君に向けて俺は鞄からある物を取り出しす。
さすがに4歳、5歳と予想はしなかったもののガチな弟は――なんて考えると挿入は無理だな、って。
ここまでは俺のプラン通りだったわけよ。
でも、弘人君にはこんな遊びをしてもらおうかな、と……。
「チョコソース?」
「そー。チョコ好き?」
「うん!」
わかっていた返事に俺も出来るだけ良い顔で微笑み返して、友樹の乳首に垂れ流した。
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