69 / 114

テイク♂xxx.俺 外でハメ外し!

  「――兄貴、母ちゃんからはやく帰って来いって!」  ついにバレたか。……なんて呑気なことは言ってられない。  驚くように声を上げたあとに続いた言葉はなんともいえない日常的なものだ。  もう一人の男はそれを聞いて『じゃあ帰るかー』と、足音がどんどん遠くなっていくのを感じた。 「んぅっ、ふぁ……ッあ、」 「……トモくーん」  まあ、でも、スリルがあったなぁ。  やって来た奴等の足がそこまで見えていたせいもあり『うわっ』なんて声を出すから、見付かったのかと思いきやまさかの、母親から。  というかあいつ等、兄弟だったのかよ。なにしに来てたんだ、まったく。 「はぁ、ははっ、トモくんってばもう、淫乱になってきましたね?」 「んなっ、わけねぇだろうが……ッ」 「うそだぁ。だってめちゃくちゃ、締まりましたよ?」  小バカにするような笑いに、挑発もそこまでにしろと思うような口調で友樹を責め立てる。塞いでいた右手で再び友樹のモノを扱き、気持ち良さを与えて楽にさせようと考え始めた俺。  見付かりそうになった時の締まり具合、最高だったな……。  やっぱ野外もいいよ。俺のメンタルも削がれるけど! 「歩、ん、あゆっはぁ……んっ」 「んーっ?トモくんイきそうですか?」 「ハッ……う、んっ、イく、やべッ――」  しょうがないなぁ、と思いながら俺は扱いていた手を強く握り、腰も加速してイイ締まりを感じながら、ほぼ同時に果てる。  録画は……終了しておこうか。  荒れる息を落ち着かせながら溜まりに溜まったゴムを外して少しの間、丸太の上に置いておく。  うつ伏せ状態で膝を曲げたまま動かない友樹に少しだけ残っている俺の精液を拭き取ろうとポケットティッシュを取り出した。 「んんっ、なんだよ……」 「片付けです。このままじゃ服着れませんよ?」  拭いてるだけでも感じる敏感な友樹はまたヤられるんじゃないかと思っているのか?  ここまでヤったにしろ、どんな相手にしろ、ちゃんと友樹の事は綺麗にするさ。中出しは受ける身が結構、負担かけるみたいだからしない。  仮にシちゃった場合、掻き出す方法も調べたしテッちゃんからも聞いたが、どう考えてもそんな事をやる時なんてないと思う。  よく見る受けの子とか苦しそうな描写だったり、うちの学校の奴等もトイレに引きこもったりしてるからなぁ……。あ、潤滑剤目的でぶちまけた今回は大丈夫か?  そういう場合も調べとけばよかった。 「はい、とりあえず終わりました。でも戻ったらすぐ風呂に入ってくださいね」  ぽんぽん、と背中を優しく叩きながら伝えると友樹は小さく返事をしながら座り直して、段差に背もたれては俺と対面式になる。  友樹のモノにもコンドームつけとけばよかったかもしれない。  砂が紛れる地にとろみのある水っぽく見えるそれは友樹の精液。  この公園で子供達が昼間に遊ぶとは考えられないから罪悪感もそれほどないが、変な気持ちになるよ。……まぁ、砂で埋めとけばいいか。 「だいぶ友樹のハメ撮りも溜まってきましたよ。一本のDVDが出来るかも。いります?」 「……いらねぇよ」 「じゃあハメ撮りと日常をわけて――「いらないっつの」  ふぅ。  いつもの友樹に戻ってきたみたいでどこか安心する。クールさが目立つ友樹でも受け立場になれば止まらない喘ぎを出しまくる、言えば可愛い一面がある。  このギャップというか、こんな不良が俺の下であんあん言ってるなんて、と思うと優越感に浸れるんだよ。  でも終わったらまたすぐにクールな飯塚 友樹が帰ってきておとなしくなる。  しかし普通に過ごす友樹は喋る時は喋って、喋らない時は喋らない。その差がまた絶妙だと俺は思ってる。  今さらの分析をした結果、嫌がりながらも俺相手だと気持ち良くなる不良受け。  これしかない。 「俺、友樹が嫌がる姿を見るの、好きかも」 「……」 「まあ一番は気持ち良くて縋る姿が好きですけど」 「……」  良い眺めだと思います。  そう言い続けて、ゴミとして捨てれらてた袋を拾い、使い切ったコンドームやティッシュをまとめて入れといた。  悪いけど途中であったコンビニのゴミ箱に入れとこう。  ごめんな、コンビニの店員さん。  

ともだちにシェアしよう!