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テイク♂4.元カレ ジュボッて突かれて監視合い!

   初っ端から感じる違和感と感情に、トモくんが、おかしい。 「んはあっ……ヤバい、ちょっとハマりそうなんだけど……はぁはぁ」 「……これっ、抜きたい……」  果てたもので息が荒れている愁哉さんにたいして、そこまで慣れてない友樹はもちろん後ろだけでイケるはずもなく、勃起はしててもむずむずしたものだけで実際は苦しいのかもしれない。  初めての道具もこんな結果で終わらすなんて、ちょっと可哀想な事したか……。 「ん、トモくんも愁ちゃんもディルド抜いていいですよ」  ならば次、と……もうそろそろ終盤に近いだろうな。  友樹は抜かれたディルドにぐだっ、と横に倒れて少しお疲れ気味オーラを放っていた。  終盤は終盤であって、完全に終わりってわけじゃないんだけどさ。  持っていたカメラに友樹を映したあと、はやくも回復し始めてる愁哉さんを撮り続ける。 「はぅ……挿れられるのって、やっぱいいなー……」 「えぇ?でももう止められませんよ?」  なんて内心、焦りながらも笑っていると愁哉さんは甘い笑みで――もちろんっ――と答えた。 「トーモくん、四つん這いになりましょうか」  友樹を気にせず次のステップ。  双頭ディルドやローションが入っていた荷物から最後のものを取り出した。  それが、オナホール。まだ一度も使った事がない、新品の電動オナホール。  前からも後ろからも、どっちの刺激にも耐えられるか、って――絶対に嫌がるのはわかっている。  嫌がるだろうが、今日のトモくんは大人し過ぎるぞ、本当に。 「ん、なんでオナホ?」 「トモくんにハメようかと思って」  落ち着いてきた愁哉さんは俺が持つオナホを見ながら友樹にくっついている。ベタベタするのが好きなのか?  別にいいけど。  まるで、必要なくない?みたいな反応をする愁哉さんはニコニコしてて、でもその裏は楽しみにしてる表情にも見える。  当たり前か。 「ハメるんだってさ!トモちゃんッ!激しそうだよなぁ?」 「……っ」  友樹の頭をわしゃわしゃさせながら、さりげなく四つん這いにさせてる愁ちゃんスキル、すげぇな。嫌な顔も出さずに友樹もされるがまま。  初めての玩具のせいか疲れは見えるが、まだイケるだろ。  カメラを持ってる俺は友樹にちゃんとハメれるかわからないから、手に持ってるオナホを愁哉さんに渡して両手でまたカメラを構え直す。 「電動オナホって気持ち良いのかね?俺ハメた事ない、っつーか使った事ないや」 「あ、おい……マジでハメんなよ……」 「だって木下くんの目が、」 「……」  そして浴びる二人からの視線に『んー?』と知らんぷり。  これもテッちゃんが選んで購入したものだ。電動でも使い捨てだから値段も安くて、テッちゃんから『ホテルで捨てて来いよ』とか言われたっけ。  元から捨てる予定だったし、オナホとか今後使う機会、友樹にはないだろうよ!  小型画面に映る友樹と愁哉さん。  体格差としては友樹の方が身長が高いため、攻め受けが反対なイメージを浮かべるが、オナホをハメられた時点で急に変わるからな。  つーか、見間違いなら見間違いで、それはいいんだけど……。 「あっははッ、出来た出来たぁ。トモちゃんの準備オッケー!」 「……なんだこれ」 「オナホール!さぁさぁ、ヤろうか!」  愁哉さん、タチモードに入ってる感じか?  んー、人の変わり方はいろいろあるなぁ。そういや友樹も結構いい感じで割り切ってるから変わる時は変わるよな。セックスしてる時と終わった時の友樹のクールさといったら……思い出すだけで可愛いと思うよ。  俺のためにそうやってヤっちゃう姿とかさ。  まぁ自分が気持ち良くなってその気になってるっていうのもあると思うが。 「トモちゃんの穴まだちょっと広がってるなぁ。ディルドのせい?」 「ん、つめてぇな……」  なんだ、勝手に進めんのか?  いいよいいよ。最初はどうなるかと思ったが、この調子なら二時間以内に終わるだろうし、一人で待っている窪田とも一緒に帰れるな。  もちろん、その帰りは俺と窪田だけであって、友樹には愁哉さんと寮まで行ってもらうけど。 「ふふーん、マジで一回トモちゃんのナカでイってみたかったんだよなー」 「……っ、はやくしろって……」 「それどっちの意味ー?」  友樹は体力がないってわけじゃない。  好める鍛え方でスタイルはいいし、俺とヤる時もまず一回じゃ終わらない。  いや、一回で終わる時もあるが、そういう時はだいたい物足りなさそうな感じに見えてるからなぁ。  あぁ、そうそう。友樹相手だと俺のモノってば回復するのはやいんだよ。いやぁ、女相手ではこんなのなかったから。――男相手にこういうのって、どうなんだって。 「じゃーぶっ込みまーす!」  そう言う愁哉さんはゴムもつけずに、モノがズブッと友樹の穴に挿いってしまった。 「んぁッ……ん゙んっ!はぁ、あっんン……っ、なんだ、これ……!」  それと同時にオナホのスイッチも入れたみたいで、ここでやっと友樹の声が漏れてきた。  愁哉さんの腰振りにしても、友樹がシーツを掴む力にしても、じゅぼじゅぼと鳴る音にしても、なにもかも気にすることなく。俺が萌えるとか耐えるようにカメラを持つとか、ソコじゃなくて。 「キッツ……締まりいいなァ?こんなんだったら、はやく突っ込んでれば、よかったッ」 「はあ、あぁッ……!むりむり、これやだぁ……っ!んくっ、うぅぅ、」 「どっちどっち?オナホ?俺?んっ、てかマジかわいー」  ソコじゃなくて……というか俺もただ突っ立ってるだけじゃなくて、良いポジションに立たないとカメラの意味がない。……とかでも、なくて……? 「(なま)でさぁ?ヤったこと、あったっけ?」  愁哉さんの問いを律儀に答える友樹はそばにあった枕を掴んでは顔を埋めてグリグリと押し付けている。 「ねぇ、よッ……んぅ、あっ……あっぁ、んんっ……!」 「だよねぇ、そこはちゃーんとっ、ヤってたもんなぁ」 「しゅ、やっ、あぁんッ、そこ動かすなァ……!」 「電動でも動かさないと意味ないぞ?んっ、やっぱイイわ」  どんどん来る快楽にどう思っているのか小さく縮こまる友樹。  オナホをハメられてる友樹のモノはなにもかもわかっている愁哉さんからしたら、動かさずにはいられなかったみたいで器用に腰を突き上げつつ、オナホもピストンし始めた。  どう見たってエロい。わかるエロさに俺だって口を挟みたい。  距離からしてもわかる勃った乳首にも舐めて摘んであげたいが、二人の世界に足を入れづらいものがある。――あるんだけどさ。  やっぱ、俺的には今まで気を付けていた事があるんだぜ? 「はぁぁんッ!あっついって……!てめぇのモノ、なんなんだよッ……んぁ!」 「えー、なに?今さら抵抗?もっと嫌がってみ?ん、はあッ、こことか、どうよ」  ナカでしかわからない動き。  カメラは確かに二人を映しているが、これはきっとボツ作品として終わるに違いない。  少なくとも挿入開始したところから、このデータはだ。 「んひゃっ……あ、あ、んっぁうん……ッ、やあぁ、あんっ!」 「うはっ、イイ声だなァ?」  どんどんはやくなる愁哉さんのスピードに友樹はされるがまま状態で、ほとんど愁哉さんに支えられてるんじゃないかな。  俺が今立ってる位置は、撮っててもあまり良い画になってないはずだ。三脚固定役としてなら良いのかもしれないが俺は俺であり、動ける。  動けるが、やっぱり気を付けていた事を、こうも簡単に壊されると……さすがにこの俺も――。 「しゅーやっ!イくッ、イっちゃぅ……!」 「あぁっ……俺も、」 「あっあぁぁ、んンっ……ぁん!」 「ははッ、今日は可愛いしか、言ってねぇや……けどかわいい、トモちゃん可愛いなぁ?ね、中出しイイ?イイよね?」 「ぁ、あッ、やだっんんぁ……!ナカ、やだぁぁ……っ!」 「もー、おせぇよっ、」 「……」 ――俺も、それはいけないと思うね。  なんて伝わるわけもない俺の思いをよそに友樹はオナホの中で。  愁哉さんは……クソビッチ野郎は、友樹のナカでイったらしい。 「けほっ、はあ……んっ」  また枕に顔を埋める友樹。  そんな友樹の背中に覆い被さるように倒れた愁哉さん。オナホは取り、使い捨て用だとわかっていたみたいでホイッと床に投げられた。  二人とも息が上がってて……さっきよりも上がってて、あの愁哉さんでも茶化す力がないみたいだ。  ただ忘れてないのが、友樹の頭を撫でているってこと。  そういうやり方は、いいよ。 「はァ、んっ……良かったぁ」 「はぁはぁ……ひっ、く……」 「……」 ――録画終了、ってことで……小型画面をゆっくり閉じる俺。  心の中で、はやく抜けよ、とかも思ってるけど。  

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