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テイク♂F.恋人 ラストコンプリートスロー
とさっ、ベッドに友樹の体を倒して寝かせる状態にする。興奮している証拠に下半身は恥ずかしいぐらい勃起しているけど、今日の友樹はなんでもはやくないか?
やっぱ違ぇのかな、今までのハメ撮りとは。というか今までの攻め方が違うからっていうのもあるよなー。
うん、きっとそうだ。この俺が下手だったわけがない。
気の毒すぎる一人慰めをしつつ、平べったい胸に口付けながら最近お気に入りのヘソ周りを舐める。
「あゆむ、そこ俺ニガテなんだけど」
「そうやって弱点教えちゃうんですね」
「……」
黙る友樹。
時間をかけてヤる事に慣れてないのもあると思う。カメラはほとんど俺が持ってることが多かったが今回はベッドサイドに置いてヤっているから。
変な話、俺が両手を使って攻めるのもあまりない。
つまり、俺もおかしな感じだよ。
しつこ過ぎるぐらいヘソ周りを舐めて吸ったあと、またさらに下がって金属音を鳴らしながらベルトを外していく。
その時、試しに脇腹を甘噛みしてみたが、悔しいぐらいに声を震わせて出していた。……やっぱりここって愁哉さんが見付けたんだろうか。
んー、俺が今度新しい性感帯を開発してやろうかなあ……あぁ、それがいい。
近いうちに調べてどこが見つけにくくて開発出来るのか、見てみよう。
「歩……そこは別に……」
「まぁまぁ……ヤったことはねぇから、痛かったり良くなかったら言ってくださいよ?」
ベルトを外し終えて、ほろっと出てきた友樹のモノ。
おーおー、硬くなってんな。というよりこの人のコイツは本当にでかい。勃ってるせいでもあるが、俺の口に全部入るかな。……なんとかなるか。
「イく時は言ってくださいね」
「待った――」
口にそのまま含ませようとした時、友樹からまさかのストップ。
俺も俺で慣れてないんだから決めた覚悟を粉々にしないでほしいのが願いだ。しかも今までのほとんどが小型画面越しだったせいで、直視するのに慣れていない。
「なんですか」
「いや……その、」
が、不良くんがあたふたする姿は本当に可愛いかも……つーか可愛いぞ。
戸惑いも、不安になるのも、焦っているのも。マイナスからプラスのものまで全部ひっくるめて、イコール可愛いになる飯塚 友樹。
たまにカッコいい時もあるんだけどな。
「だから、なんですか?」
「……そのままが、いいっつーか」
「そのまま?……チンコはそのままですけど」
友樹と、友樹のモノを交互に見ながら言えば、聞こえるかどうかの小声で『ちがうっ』と口にした。
なにが違うんだ。スローセックスでも、我慢出来ないナニかが俺の中にあるんだぞ?
ツラいという意味でもあるんだぞ?
「そのまま。敬語とか、なし、で……」
「……あぁ、なるほど。……わかった」
「ん、」
どこを恥ずかしがっていたのかさっぱりわからないが、友樹は片手で顔を覆い隠しながら俺に敬語をやめるように言ってきた。
やめるやめる。今後もやめてやるよ。普通に喋ってやるから。
だからもう咥えるぞ?
「アッ、んん……」
やっぱでけぇ。
亀頭からぱっくり口のナカに含ませて、頭を動かしながら舌を使って舐める。
さすがに全部は無理だ。友樹さん、あんたを受けにして本当に悪かったよ。
こんな良いモノ持ってたら他の受けも見逃さずに気持ち良さが味わえてたはずなのにな……いや、もう友樹が攻め側になるとか、そういう予定はないんだけどな。
届かないところは手で誤魔化しつつ、輪っかを作りながら扱いて、チロチロと舌先を突くように裏筋を舐めた。もちろん友樹が俺にやっていたタマ揉みも忘れずに、唾液を垂れ流す。
「歩、んぅっ……はぁ、ん、」
「気持ちイイか?」
不意に聞いた質問に友樹は何度も頷きながら――イきそう……――と言った。
イきそう、と。
「それはっ、ダメだな」
「うぁッあ、なんで……っ」
「イくにはまだはやいから!」
せめて俺が友樹のナカに挿いってる時にイってほしいものだ。
ここの欲だけは絶対に譲りたくない。
「俺やっぱ友樹とのちゅーが好きだよ」
一旦、離れては軽いキス。
「んぅぅ、ハァ……あゆむ、なにすんの、つぎ……」
気分がさらにノッてきたらしい。
最高だろ?
うちのトモくん。
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