ベッドに横たわってからも、オレたちはいっぱいキスをした。 　それから、亮介の唇がオレの身体を移動していった。亮介の唇がオレの身体のいろんなところに触れる度、背中に電流が走ったようになる。そのたびにビクッとして、もう自分で自分を制御できないんだ。 「亮介ぇ、オレ……、なんか、ヘン……」 「ヘンじゃないよ。いっぱい感じてくれて、嬉しい」 　恥ずかしくって目を開けていれない。思わず腕をやって顔を隠した。 「智、智、顔見せて。オレ、智の感じてるエロい顔見たいよ」 「でも恥ずかし……」 「いっぱい感じてくれて、オレ嬉しいよ」 　そう言ってやさしく手をどかされた。亮介と目が合う。なんか、亮介の目がすっごく熱い。 「とろっとろのドロドロになるまで感じさせてあげるね」 　そしてまたキスをした。もうトロトロになってるよ、オレ……。 「ああっ、ダメッ、またっ、また、すぐイっちゃう！」 　片手で扱かれながら、パクっとオレのモノを咥えて舐めたりしゃぶったりされて、空いてる方の手で乳首イジられて……。感じるとこばかり攻められたら、オレもう、すぐイっちゃう。もうガマンなんてできない。 「お願い、お願いだから、今度は口離してぇぇぇ」 　必死にお願いしたけど、お願い空しく、やっぱり亮介の口の中で暴発しちゃった。でも今度は飲むんじゃなく、しっかりとオレと目を合わせてから、口の中にあった白いモノをオレの腹の上に落とした。 　エロすぎて、イったばかりなのにすぐまた硬くなった。 　オレの腹の上にある、今出したばっかりのそれを、亮介は指に絡めた。そして、しっかりとオレの目を見ながら、その指は……、オレの、尻の、入り口、に、当て、られた。 「ッ……」 「まだ指入れないから。大丈夫、安心して」 　指がゆっくりと入り口の周りをなぞる。痛くない、痛くない。まだ指も入ってないし。怖くない、怖くない。怖いけど、怖くない。 「智、こっち見て……」 「亮介、それ、エロ、すぎ……、オレ、おかしく、なり、そ」 　亮介は空いてる方の手で、オレの息子さんを扱き、口を大きく開けて、舌を出して、オレに見せ付けるように舐めだした。まるで、キャンディバーを舐めるように。 　一瞬で頭に血が上る。嗚呼もう、恥ずかしいのに目が離せない。自分の口から喘ぐような声が出てるような気がするけど、口も閉じれない。 　そのとき、入り口から何かが入ってきた。 「あっ」 「小指の先、ちょっと入れただけ。痛くない？」 「痛くない……、けど……、なんか、ヘン」 　なんかヘン、すっごくヘン、気持ち悪いカンジがする。そこは出すところで入れるところじゃないから。初めて指入れられて、多分オレ今顔顰めてると思う。 　少しの間、亮介は指を入れたままにしてた。ヘンなカンジなんだけど、ちょっと慣れた？そしたら指が抜かれて、オレは思わず息を吐いた。すかさず入ってくる指。あ、さっきより、ちょっとラクかも。 　なんて冷静に考えられたのは、そこまでだった。 　前と後ろから刺激されて、わけ分かんなくなりそう。前からは性急な刺激で、でもオレがイキそうになるとちょっと休んでってカンジで、イカせてくれない。後ろからはゆったりと入ったり出たりしてて、気持ち悪いハズなんだけど、だんだんよく分からなくなってきてた。 「亮介、りょう、亮介ぇ、オレ、なんか、ヘン。おかしく、なる」 「なっていいよ。もっとおかしくなっていいから」 　嗚呼ダメだ、この状態をなんとかして欲しい。それしか考えられない……。 「小指……、全部入ったよ。智、わかる？」 「えっ……、ゴメ……、オレ、もう、わけわかんない」 　視界がボヤけるのはきっと、泣いてたからだ。「智可愛い」って言葉が聞こえてきて、そして目元にキスされた。 「亮介ぇ、キス……」 　キスされると、なんかそれだけで、いろんなのを全部忘れて安心してしまう。 「本当は、四つん這いになって解すのが一番ラクらしいんだけど、オレずっと智の顔見てたいから……。ちょっとキツい体勢で、ゴメンね」 　そう言って、丸めたバスタオルを腰の下に入れられた。それから、大きく脚を開かされて、太ももを自分の手で持たされた。 「エロッ！」 「亮介ぇ、これ、恥ずかしすぎる……」 「智のエロい顔も、ペニスも、尻の穴も全部見えてる。エロすぎて最高」 　そう言って、亮介は舌なめずりした。 「智見て。ほら、オレのもこんなになってるよ。早く智を食べたくて、ヨダレも出てる」 　そう言って見せられた亮介のモノは、ギンギンになってて脈打ってるようだった。そして先っぽが濡れてて、本当にヨダレを垂らしてるようで……。 　あんなので突かれたら、オレ、どうなっちゃうんだろ……。そう思ったら、思わずゴクリと喉が鳴ってしまった。 　そっから先はもう……、どれくらいの時間そうしてたんだろ？　感じすぎて、喘ぎすぎて、ワケ分かんなくなってた。 　前立腺って言うんだっけ？　そこを刺激されたら感じまくっちゃって、きっとオレ、おかしくなってたと思う。 　本当の本当に、とろっとろのドロドロになってた。