「あっ、ああっ、ん……っ、ゃあっ、ぁああぁぁぁ」 　どうしよ、声が抑えらんない。さっきからずっと胸をイジられてるだけなのに、感じてる声が出てそれを抑えられないんだ。 「亮介……、あぁ、胸ばっか、んぁぁぁああぁぁぁ……」 　亮介がオレの両方の乳首を摘んで引っ張って潰した。痛いハズなのに、それを快感として感じている。オレの乳首はもう真っ赤で、ぷっくり膨らんでて、先端はコリコリに硬くなってる。そこは亮介の唾液でテロテロに光ってて、自分の胸なのに何てエロいんだろうって思う。 「胸だけでイケそ？」 「ム、ムリっ、あっ、あっ、ひぃぃぁぁああぁぁぁ――」 　突然扱かれて目に火花が散った。ハァ、ハァと肩で息をしつつ見上げると、亮介がじっとオレを見ていて、その視線にゾクリとした。イったばかりなのにすぐ熱を持って硬くなる。 「もう少しで、胸だけでイケるんじゃね？」 　耳元で囁きながら両手はやっぱりオレの乳首をイジっていて、嗚呼もう……。 「胸だけでイったら、オレ、女みたいじゃん」 「智は智だよ。オレ見たい、胸だけでイっちゃってる智が」 　そう言って、カリっとオレの乳首に歯を立てた。湧き上がる射精感。嗚呼もうホントに、近い将来オレは乳首イジられただけでイっちゃってるような気がする。 　その後もずっと乳首ばっかイジられて、危うくイキそうになった。でもここでイっちゃうと、オレは何か別の階段を上りそうで、それはそれでちょっと怖い。でももう半分上ってるのかもしれない。 　嗚呼もう、おかしくなりそ……。 　そんなこんなで今のオレは、すっごい体勢になっている。別に冷静になってるワケじゃないんだ。何と言うか、オレの脳が現実を直視するのを拒んでるって言うか……。 　今オレはベッドの上に仰向けになってるんだけど、何故かオレの尻の入り口も天井を向いてて、そして尻の向こうに亮介の顔が見えてる。ますますエロいことされちゃいそうな予感に、期待と不安と混乱で、オレの息子さんもプルプルしてるような気がする。先端から滴り落ちたのはきっと、冷や汗なんじゃないかと思う。って言うか、思いたい。 　現実を直視した途端にオレ、イっちゃって意識飛びそうな気がするから。 「智、オレの方ちゃんと見て」 　亮介はしっかりとオレと目を合わせてから、舌を出して、オレの尻の入り口を舐めてきた。舌先を動かし入り口をほぐすようにして、それから舌を中に突き入れて……。 「りょ、亮介っ、そんなとこ舐めんなよ。汚いんだから」 「智に汚いとこなんて無いよ。それにさっきお風呂でキレイにしたし」 　そう言って亮介はオレの尻に没頭する。次第にほぐれていくそこ、指とはまた違う感覚に、オレもまたおかしくなっていく。エロすぎて、頭飛びそう……。 「すげっ、智の中が見える。エロすぎ。早くオレのを突っ込みたい」 　舌と指でオレを翻弄していた亮介がそんなことを言う。嗚呼もうダメだ、これ以上ムリ、早くオレの中を亮介でいっぱいにして欲しい。もう、トロトロでもドロドロでもなく、ぐちゃぐちゃだ。 「あぁぁ、りょう、亮介ぇぇ、もうお願い、オレ、亮介が欲しい」 　亮介は、入り口で少し躊躇った後、一気にオレの中に入ってきた。目に星が散って、そしてオレはイった。自分でもわかる、中がウネッて亮介のモノを締め付けてるのを。イったばかりなのにまたイキそうになる。このままじゃオレ、イキっぱなしになっちゃうかも。 「キツッ……、もってかれそ」 「あっ、あっ、ああっ、ダメ……、まだ動かないで、お願……、あああぁぁぁ」 　ゆるゆると動かれただけで、またイってしまった。これで何度目だろ？　どうしよう、このままイキっぱなして死んでしまうような気がする。 「亮介、亮介、亮介ぇぇぇぇ、嗚呼、なんか、なんか来る、んぁぁあああっ」 　揺さぶられているうちに、突然黒くおっきい何かがオレを追いかけてきて、そしてオレを飲み込んだ。目の前が真っ暗になって、息もできないくらいになって、でも、亮介を咥えこんでるそこだけが、妙にリアルに感じられた。奥に熱を感じて、ああ亮介がイったんだなって思いながら意識が沈んでった。 「智、智！、智っ！」 「……あ、オレ、１回死んだかも」 「天国だった？」 「真っ暗だったから、天国じゃない」 　生き返ったオレの目に映った亮介の顔はめちゃ優しそうだった。思わず引き寄せてキスした。 「さっきの智、たぶんドライでイったんだと思う」 「ドライ？」 「そう。何にも出さずにイクこと。イってたでしょ」 「イってた？　死んでたんじゃなくて」 「うん、イってたよ。オレのをギュウギュウに締め付けてたし」 　あれがドライでイクってことなんだ。とりあえず、死んだんじゃなくて良かったって思った。本当の本当に死んだような気がしたから。ちょっと怖かったから、また経験したいとは思わないや。 　そっから先の亮介の動きはすごくゆったりで、その中でもオレはイったし亮介もイったけど、ゆっくりと何かを確かめあったようなカンジだった。いっぱいキスをして満たされたんだ。