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Penalty&Reward(罰則&褒賞)

「おい!アウトサイドももっと動け!」 「根屋、ドリブル回せなくてどうする!お前のポジション何だ!」 「なんか、今日キャプテン、ペース早くない?」 「きっと昨日の根屋先輩と揉めてたりしてたからじゃない?」 「え?昨日キャプテンと根屋先輩が揉めていたの?」 柴崎がコートの壁に固まっている女子マネに声をかけた。 「あ、柴崎君。そうじゃないっていうか昨日の根屋先輩調子悪そうで 練習中にコートから出ちゃったり、最後片付けしないで帰っちゃったり、 そんなことがあったからかなあ?」 「あ、そうですね。昨日帰っていましたもんね」 女子マネと雑談しながらも柴崎の目は笑ってはいなかった。 ピーッ! 「うっわ。なんか今日いつもよりキッツ!」 「キャプテン飛ばしてたよなー」 「さ・・酸素・・さんそ・・」 バテバテの部員にタオルを配りながら柴崎が声をかけていると、 「根屋ー!お前今日コート掃除してから帰れ!」 新田が叫ぶ。えっ?という顔で根屋が振り返る。 「柴崎、お前一緒にやってサボらないか見張れ」 「え・・?あ、はい。わかりました」 「新田!何で柴崎がいるんだよ?俺だけでいいだろ!」 「昨日のお前が悪い。柴崎は男子マネージャーだから不都合はないだろう?」 「つっ・・」 女子が持つには少し重いコート用のモップで2人コート内を行き来する。 ボールを片付け、ゴールを上げる。 「お疲れ様でした。根屋先輩」 「お・・おう」 2人更衣室で着替えを始める。 ダン!! 根屋の顔の横を柴崎の腕が叩きつける。 「ねえ五月さん?なんで昨日早く帰ったの?」 根屋は柴崎から視線を外し、 「や、大した事ねえよ。ちょっと用事がな・・・」 「公園でボーっとしているのが用事?」 「お、お前なんで知って・・」 「あのあとすぐに追いかけたんです。ちょっと目をやったら 通学途中の公園のベンチに五月さんが座っていた。でもちょっと 話しかけられる状態じゃないと思ったから、その場は帰りました」 「何考えてたの?バスケ?進路?それとも俺の事?」 いつまでも目を合わせない根屋にイラつき、 グイっとあごをつかみ、唇から舌を奪う。 「ふっ・・うっ・・ん・んんっ・・・」 そしてそのまま着替え途中で半開きのシャツの中に手を入れる。 「んっ・あっ・・ああっ・・い・いやあ・・あああっ・・」 柴崎が与える快楽に根屋は柴崎の腕に自然に手が伸び、掴んではなさなかった。 「俺のこと、嫌になったみたいじゃなさそうだね?」 そう言うと柴崎はズボンの太ももを触りながら、その手を上にあげていく。 「あっ、お前どこ触って・・」 カチャカチャ 「おい!」 やめさせようと柴崎を抑え込もうとしたら、手をしっかりつかまれてしまった。

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