10 / 50
エビか玉ねぎか?
「・・・つーかさ、姉ちゃんいなくても親いるんじゃねーの?」
「大丈夫!父さん出張なんで母さんはテレビに夢中です」
「・・・あそ」
「っじゃましまーす」
柴崎は冷蔵庫に向かいながら
「先輩と今度の試合の話があるから二階にあがってこないでね」
母親はドラマに釘付けで指でOKサインを出していた。
「あ、五月さん。しわになるからブレザー」
ハンガー片手に柴崎が手を伸ばす。
「ああ。すまん」
ブレザーを渡した途端、柴崎にグッと引き寄せられる。
「ん・ふっ・・んんっ・・」
『ん。柴崎の唇、久しぶりだなあ』
柴崎はシャツの上から根屋の胸を手を滑らせながら触る。
「ん・・あっ・・ふっ・・しばざ・・・」
「あ、ダメ!俺、五月さん剥きたい」
「・・・剥く?俺はエビか玉ねぎか?」
根屋は笑っていたが柴崎がシャツのボタンに手をかけると
直視しないまま、抵抗もしなかった。
そしてさらに下に進むと
「お、おい!柴崎」
「平気だよ。この前すごく気持ちよさそうだったから」
かあっと頬を紅潮させ柴崎から視線を外す。
「き、今日はピンクじゃねーぞ」
「はーい。っとアニマルー。今日は俺が食われちゃうのかな?」
「はっ、何言ってんだよバーカ。そんな気ねえくせ・・あっ・・あああっ・・・」
すでに柴崎は根屋の下着をずらして、先端にキスをしながら舌を動かし始めていた。
ともだちにシェアしよう!