15 / 50
柴崎の彼女②
「っじゃしまーす」
「ふふっ。先輩、誰もいませんよ」
「お前んち、フットワーク軽いな」
「はい。五月さんブレザー」
柴崎が手を伸ばす。
「ん・・・」
根屋のブレザーを掛けた柴崎が
「何か飲み物探してきますね」
「おい・・・しねえの?」
ベットの上に座っていた根屋が聞く。
ネクタイを緩めて、シャツから白い首筋をのぞかせながら。
「どうすんだよ」
「五月さん。答えが一つしかない質問やめてよ」
根屋に近づきキスをする柴崎。
ゆっくり舌をまさぐろうとしたら、思い切り舌を巻かれ、
犬が水を飲むような音に驚く。首に腕を巻かれ甘えるように体が吸い付いてきた。
口を離すと透明な糸が2人を繋ぐ。根屋を静かに横たえさせる。
「どうしたの五月さん。普段と違う感じだけど、俺やめないよ」
「ふっ・・う・・」
根屋の首すじに舌を這わせながら、シャツのボタンを外していく。
そして鎖骨の下に力を入れ赤いしるしをつける。
「お前・・また・・・」
「そこだけだと思うんだ?」
柴崎は根屋の乳首をおもいきり吸った。
「あ・ああっ・・あ・・・」
根屋の体が反り返る。もう片方は指がずっと離さないでいた。
「んっ・んっ・・あ・・・」
そして歯を当て痕がつくくらい胸の横を噛んだ。
「あっ・・ああっ・・やあぁ・か・かまない・・で・・」
柴崎は根屋の胸から離れず愛した。
ともだちにシェアしよう!