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2人で最後の ③(R)
続けて根屋がボールを放つ。
ガッ
皆が息をのんだ。
ボールはクルリと円をかき、内側に流れていった。
「ゴール!二人ともゴール!!」
皆が歓喜の声を上げる。
「でも入り方としては俺の方が良くありません?」
「るせー。入れば得点なんだよ」
「まあ、入れるのは俺うまいですからねー」
「てめえ!さっきから何いいたい放題・・・」
「ふふっ。顔が真っ赤」
皆が見ていたコート隅に戻る。
「おかえりー!二人ともすごかったねー!」
柴崎が根屋に深々と頭を下げる。
「根屋先輩。最後に相手をしていただいて、ありがとうございました」
柴崎をにやりと見て根屋は
「おう!みんなでウインターカップ勝つんだ。遅れてないでちゃんとついて来いよ!」
「皆も勝つぜ!ウインターカップ!」
「おおー!!」
部員たちが大声で答える。
サプライズがあった部活は大いに盛り上がり、みんな笑顔で解散していった。
じゃあ、コートチェックして帰ります。と言った、柴崎を残して。
「おい」
「はい?」
根屋が柴崎のジャージをつまむ。
「本当に最後なんだな・・・」
「まあ、そうですね。5分でも着れてよかったですよ」
「さあ、一緒にまわっちゃいましょ」
ガラガラ・・・
「ボールの取りこぼしないです?」
「ああ」
ガラガラ・・・
「ん?」
「おい、柴崎テメーなにドア閉めてんだよ!」
「しかも体育倉庫!もちろん体育マット付き!少女マンガ鉄板のシチュエーション!」
「え?今どきの少女マンガ?」
柴崎がジャージを脱ぐ。
「ほら見て五月さん。あなたに見せられる最後の姿だ」
・・・柴崎のユニフォーム姿。いままでずっと近くにいたのに、離れてしまった・・・。
「つーかまーえたっ!」
「うわっ!おまえ、な・・」
「んんっ・・んふう・・」
唇が離れる。
「えへ、やってみたくて。体育会系のベタなエッチ」
「はあ?」
「二人のユニフォーム姿覚えておこうね?」
するりとユニフォームの中に手が入り、小さな蕾をもてあそぶ。
「や、しばざ・・んんっ・・やっ・そ・そこ・・あああっ」
「五月さん、相変わらず胸弱いね?汚れるとまずいし、ジャージ脱いで?」
「おい。脱ぐのはジャージじゃなかったのか?」
「うわー。五月さん男前~。って、すぐ子猫ちゃんになっちゃうけどね」
「あ?どういう意味・・だ・ひゃあ!あああっ・・・ああああ・・んんっ・・」
柴崎はジャージを脱がす手伝いをするふりをして根屋を愛するための準備をしていた。
「や・だ・・さわっちゃ・・あ・・こすらないで・・え・・」
「かわいいね五月さん。足がフルフルしてる。
ね、顔見たいから足またいで、こっちむいて?」
荒い息のまま、根屋が向きを変えるとあの感触がやってきた。
「あーっ・・ああっ・・あっ・あっ・あっ・・んんっ・・」
根屋が柴崎にしがみつく。
「や・だ・・やっ・・そこ・・さわっちゃ・・あ・・」
「あー、いいながめ。入れるのうまいんですけどー。五月さんが立てなくなっちゃたら
帰れないからー、今から俺、賢者タイムー」
「??」
「ああーっ!あっあっあ・あっ・そ・そこ・・やだっ・・いきなり・にほ・・・」
くちゅ。ちゅ。じゅるっ・・・じゅ・・
「あれ、多く出しすぎちゃったかな?でもその分感じてる五月さんがかわいいからいいか」
「てめ、なんでこんな物・・ぶかつ・・はあああっ・・あっ・・あっ・やっ・・・」
「んー。体育館が閉められないから、ゆっくりしてられないか」
二本の指が根屋の奥底を狙う。そう、弱点はもう知られているのだから。
「ひいっ!やっやっ・・いやあっ・・おくっ・・おくに・・」
「五月さん、ここのんびりできないから協力して?気持ちいいところに腰動かして?」
『くっ、こいつ。いつもっ』
ぐりっ
「ひゃあ!あっんっんっ・・あ・・はあ・・んっ・・あ・・ここ・・っ」
「了解。五月さん」
さらに柴崎の手が激しくなる。
「や・・だめえ・・うごいちゃ・・う・・ああっ・・あーっ・・はあ・・はあっ」
「五月さん。今度、うちでしようね。めっちゃ騎乗位。いますごい理性と戦ってるんで」
「や、うごいちゃ・・ああっ・・やっ・・とまんな・・・あっあっあーっっっ!!」
柴崎に全体重を預けて倒れこむ根屋。荒い呼吸でしばらく動けないだろう。
「五月さん、気持ちよかった?五月さん?・・?さーつー・・・」
「あれ?もしかして中イキ?」
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