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お腹が空いたらカレー

「・・・カレーが食べたいなー」 「はっ?」 「日本で五位に納得していない人が入っている、あまーい、あまーい、甘口のカレー」 「口の中で転がしながら食べたいなー。五位でもお腹一杯になれるカレー」 そういいながら俺は五月さんの額にキスをする。 「・・・か、辛口でも・・・いい」 耳を赤くしてうつむいたまま五月さんが呟く。 「辛口?辛口だと辛さにビックリして、どこかに歯が当たっちゃうかもよ?」 「強い辛口でもいい?」 五月さんの耳元で囁く。 俺の顔を見ず、こくこくと五月さんが頷く。 かわいいなあー。ぎゅっと抱きしめた後、 「今はキスはダーメ。俺、先に戻るからもう少し目を冷やしてから来てね。五月」 「戻りましたー。」 「おう。いたか?」 「や、この会場内って無理でしょう?俺の足もあるし、帰ってきました」 「荷物片付けますね」 それからしばらくして五月さんは帰ってきた。 「おう、新田。帰るぞ」 「それは俺のセリフだ根屋。今日の反省会サボるなよ」 控室を出る最後尾。 「根屋先輩、明日9:30にここに来て」 「は?」 聞き返そうとする根屋に、シーっと立てた指で合図を送る。

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