42 / 50
カレー曜日*辛口②(R)
「あのね、ちょっと試したい事があるんだー」
根屋が怯む。
「な、なんだよ・・・」
「泣かせていい?」
カチーン!
「俺が泣くと思ってんのかよ!」
「何かまた指入れたらイッちゃいそうだけど、出した方がいいかなあ?」
「ごちゃごちゃ、うるせえなあー」
「む。そっか辛口だもん。ちょっと意地悪でもいいよね」
そういうと柴崎は根屋をグッとつかみ、指を入れ、さっきより激しく動かす。
「はーい。ここが弱い所でーす。さっきよりグリグリいきまーす」
「あーっ!あっあっ・・だめっ・やあ・・やああっ・・やだやだ出ちゃ・・・」
「イッ・・イッちゃう・・ん・・あ・あつい・・そこ・・あついよう・・・」
「僕の子猫ちゃんは本当にいじめがいがあるよ・・ねっ!!」
柴崎がグッと力を入れたら、根屋の呼吸が一瞬止まった。
「はあああっ!いやああ・・・!!」
「俺、だめっていった・・・」
根屋はのどをコホコホしながらぼやく。
「ん。叫びすぎちゃったかな?」
口移しで柴崎が水を飲ませる。
ふう・・・と根屋が大きく息をする。
柴崎が根屋を軽く抱きしめ、愛おしそうに汗で額に着いた髪を戻していた。
「ねえ、五月。俺試してみたい事があるんだっていったよね?」
・・・あ?このタイミングで?
「何かあまり楽しくなさそうだよな?」
怪訝そうに根屋が吐き捨てる。
「違うよー。五月がどんな風に変わったかなあ?って」
「あ、何だよ」
柴崎が楽しそうにキスをする。
「そろそろ息も落ち着いてきたよね?」
にっこりワクワク顔がとても怖い。
「大丈夫。大丈夫」
にゅるにゅるにゅる・・・
「じゃあ、また冷たいの塗るよ?」
「・・・ひゃあ!」
ともだちにシェアしよう!