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プロポーズ
「そんなに締め付けるなよ」
自分の意思とは関係なく、次々にそそぎ込まれる彼の欲望を絞りとろうとするかのように、蕾がひくひくと淫らな収縮を繰り返す。
そんなこと言われても。どうしていいか、分からないのに。
それなのに、彼ったら。
【あ・・・っ、ん・・・】
腰の辺りを撫でていた手を性器に絡ませてきて、蜜を指先で掬い上げ、クチュクチュと扱きはじめた。もう片方の手は女の子の割れ目の縁をそっと撫でてきて。
【両方いっぺんは、だめ‼】
枕に額を擦り付けながらイヤイヤを繰り返した。
「心配するな、前も存分に可愛がってやるから」
不敵な笑みに一抹の不安が過る。
まさか二日連続、朝まで。はないよね?
ゆさゆさと、彼の腰が揺れて僕の口から甘い声が漏れた。 僕の中の彼は、まだ、硬いままで。
「そんな色っぽいカオして。未知は、煽るのが上手いな」
【そんなの知らない】
首を振ったけど緩やかに律動が再開され、僕の口からはひっきりなしに声が漏れた。
【やぁん、あん、あ、あ・・・ん】
がくがくと、彼の動きに合わせ体が震える。達っしたばかりで、ただでさえ、敏感になっているのに。
「気持ちいいだろう⁉」
嬉しそうにぐいぐいと腰を前に進めると、さらに結合が深くなる。
【やぁん、おかしくなる】
グジュグシュと、そこから淫らな音がしてきて、さっき彼が放ったものが、抜き差しするたび、泡立って臀部を濡らしていく。
その生温かな感覚が、羞恥心を更に煽ってきて、ずんずんと激しく下から細筒を突き上げられ、喘ぎっぱなしになった。
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