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番外編 新たな波紋の予感

すっと片方の手がスボンへ潜り込んできた。 【遥琉さん、待っ・・・】 こんな真っ昼間から。 一太だっていつ帰ってくるか分からないのに。懸命に首を横に振った。 「今さら止められる訳ないだろう」 【はる、さん、意地悪しないで・・・あっ・・・ッン・・・】 腰の辺りを撫でていた手が性器に絡んだ瞬間思わず高い声を上げてしまい、慌てて両手で口を押さえた。 「橘がいないんだ。声を我慢する必要はない。恥ずかしがらずに可愛い声を聞かせてくれ。ほら見てみ、少し動かしただけなのに、先っぽからもう蜜が出てきた」 括れの部分を指の腹で摘ままれ、クチュクチュと揉まれるだけで、腰がびくびくと勝手にひくついた。 「未知、ごめんな・・・」 指先が恐る恐る、脇腹に生々しく残る傷痕にそっと触れた。 「俺のせいで、一生消えない傷を背負わせてしまってすまなかった」 【遥琉さんのせいじゃないよ。誰も悪くないから】 にっこりと微笑むと、ありがとう。俺一生かけて愛し抜くから。大好きだ、愛してるって、しつこいくらい何度も耳元で甘く囁いてくれた。 【やぁ・・・っん・・・】 彼の手がおもむろに性器を上下に動かし始めた。 【だから、だめって・・・】 大好きな彼から受ける久しぶりの愛撫に、あっという間に体が火照りだした。ぴくぴくと小刻みに震えながら一気に全身を熱が巡っていった。

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