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番外編 新たな波紋の予感
「未知・・・」
視界に映る彼は官能を昂らせ欲情していた。普段見せる優しいパパの顔じゃない。
スイと頤を掬い上げるとそのまま微笑んで静かに口付けされた。
腰に彼の手が回ってきて、畳の上に寝かされた。
「もう少し、足、広げられる⁉」
内腿をそろりと撫でられ、ぶるっと思わず身震いがした。答えないでいたら、大きく脚を開かされ、その奥に指が伸びてきた。
【やぁ・・・だめ・・・】
首を横に振りながら何とか止めようとしたけれど。
屹立した陰茎の先っぽから溢れ出た先走り液を、指の腹で掬い上げると蜜口にたっぷりと塗り込み、縁を撫で回しながらプニュとナカに挿れてきた。
「痛くないか⁉大丈夫か⁉」
自分も余裕がある訳じゃないのに。こうして気遣ってくれる彼。何気ないその優しさが涙がでるくらい嬉しかった。
「泣くほど痛かったか?」
【ううんそうじゃないの】
いつも冷静な彼が珍しく狼狽えていた。ぐにゅと第二関節まで挿入していた指を抜こうとした。
ありがとう遥琉さんって言いたかっただけなの。だから、大丈夫だよ。
首に両腕を回し、ぐいっと自分の方に引き寄せ、唇を彼の口唇に軽く押し当てた。
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