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番外編 元婚約者の出現に焼きもち妬きの彼、またまた大暴走

確かに颯人さんと数週間だけど婚約していたよ。でもそれは3年も昔のこと。お兄ちゃんに無理矢理されたトラウマで、ちょっと指先が触れるだけでも体が拒絶反応を示していた。 だから颯人さんとはエッチはしていない。キスだっていつも一方的で強引で。自分からしたことなんか一度もないのに。 どうしたら分かってくれるの⁉ 許してくれるの⁉ 僕が原因で傷付いて怒ってるならちゃんと謝るから。 【・・・・ゃ・・・ぁ・・・】 僕の意に反し彼の掌の中であっという間に性器が硬く立ち上がっていった。 不適な笑みを浮かべながら、左の手は更に下へと伸びていき、浅い割れ目を左右に開くと、濡れた指を挿し入れ、何かを確認するように押し広げられた。 あまりの恥ずかしさに全身が朱色に染まり、瞼に涙を滲ませながらぶんぶんと首を横に振った。 「綺麗な色だな・・・それに甘い香りがする」 つやつやと蜜で濡れる粘膜に口付けされたとき。 逃げるように身を捩った。 【遥琉さん……待って……】 「ダメだ」 首を横に振るも彼は唇を離そうとはしなかった。 それどころか割れ目に舌をぬめり込ませると、細やかに襞を舐め回しはじめた。 その蕩けるような快感に大きく背をしならせた。 【や……ぁ……】 隣でバンザイの格好で寝ていた遥香がモゾモゾと動きだした。 【遥香が起きちゃうから……】 焦りながら、なんとかして止めさせようと彼の肩に手を掛けてみたけれど、指に力が入らなかった。

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