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番外編 二人の幸せは僕と彼の幸せでもある
それなのに彼ったらすごく意地悪で……
【え……あっ!】
胸の突起をそっと啄まれ、くすぐっさに身を捩ると、その腰を今度は大きな手にさらりと撫で上げられた。
【遥琉さん、だめ……和泉さんが起きちゃうから……】
ぶんぶんと首を横に振ると、
「駄目じゃないだろ、もう固くなっているぞ」
くくっと愉しそうに笑われ、布越しに性器をやんわりと掴まれた。
「お邪魔虫が起きる前に済ませるぞ」
【え⁉そんな……】
隣には和泉さんがいるのに。それに一太や遥香がいつ起きてくるか分からないのに。戸惑う僕にはお構いなしでズボンを脱がし始めた。
鳥飼さんから渡された女性物のシルクのショーツを穿いていた事をすっかり忘れていた僕は、それを思い出し慌ててズボンを手で押さえた。
「何でだめなんだ?」
怪訝そうに顔を覗き込まれた。
「夫に内緒事か?やましいことがないなら見せられるだろ?」
こんなにもイジワルだったかな。
鳥飼さんとは何でもないのに・・・
「泣き落としは通用しないぞ」
目を潤ませて彼を上目遣いに見ると、焼きもちを妬いているのか不貞腐れ憮然としていた。
彼に穴が空くほど見詰めれスッと手を離すと、静かにズボンを脱がされた。
「へぇー鳥飼もなかなかいい趣味をしている。このショーツ、生地が薄いから丸見えじゃないか」
さっきまで焼きもちを妬いていたのに。
嬉しそうに口にすると、性器を布越しにやんわりと握り上下にゆっくりと動かしはじめた。
【は、る、さん………】
生地が薄い分彼の手の熱さがダイレクトに伝わってきて、その熱が身体中を駆け巡っていった。
【あっ、やぁ………触っちゃ………】
薬指が中に潜り込んできて、割れ目の縁を指の腹で撫でられピクピクと腰が跳ねた。
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