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番外編 二人の幸せは僕と彼の幸せでもある
隣に和泉さんがいるからそれ以上は駄目!
手をグーに握り彼の胸をポンポンと叩いた。
「相変わらず恥ずかしがり屋なんだな、未知は」
遥琉さんの意地悪。和泉さんとどんな顔をして会えばいいのか分からないでしょ。頬っぺたをこれでもかと膨らませ睨み付けた。
「いつも言ってるが、そう怒るなって。可愛い顔が台無しだ。そういえば橘が、声フェチ仲間が増えて嬉しい。そう言っていた」
ん?なんのこと?彼の言葉の意味がすぐには理解できなくて首を傾げた。
「俺は誰一人として未知の声を聞かせたくないがな」
言い終えるなり唇に彼の口唇が重なってきた。
【はるさん、・・・ダメ・・・・んっ、ん・・・】
口付けをしながら中に手を入れてくる彼。大きな手に柔らかく性器を包み込まれ、甘いため息が微かな喘ぎ声とともに唇の端から零れた。
【っん……っ】
甘美な刺激に背を震わせていると、そのままゆっくりとしごき始めた。
【ゃぁ……はるさ……ぁ……ん】
久し振りに彼から受ける愛撫に、四肢が悦びに震え、体奥で覚えのある熱が大きくうねりはじめた。
ただでさえシングルの狭いベット。
逃げ場もなく確実に追い詰められていった。
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